下屋と呼ばれる1階部分も合わせて片流れにした屋根。外壁の色はスペルトブラウンを選んだが、サンプルだけでなく展示場などを回り実際の大きさで確認した。窓の高さを揃え、エアコンの室外機、配管が前面にこないように配慮。「あみだくじ模様」と呼ぶカーポート。模様はデザインだけでなくひび割れを防ぐ実用的な効果もある。
少し高めのバーカウンター。ゆっくりお酒が飲めるよう、ここに合うチェアを探している。階段の隣の棚は、文房具や郵便関係など、それぞれ容器に入れて収めている。階段には上から吊るハイドアを付け、暖気冷気の流れを防ぐ。通路には多目的に使える飾り棚プラス収納をつくった。お子様の学童関係のものを一気にしまえる収納だ。
リビングは広々と使うためと掃除の手間を考え、ソファーは置かずに和室の小上がりを椅子がわりに使っている。ニッチを造った壁は通常は上までの壁か柱になるが、空間の広がりを重視して腰までの高さの壁にした。勉強しているお子様の様子が横から見えるのでコミュニケーションがとりやすくなっている。
小上がり和室の一角には、お子様のお勉強用カウンターを設け、足も下ろせるつくりに。天井を高くして、エアリアルヨガ用のハンモックを吊るせるようにした。このハンモック、アクロバティックにも楽しめるが、テレビを観ながらゆらゆらリラックスに使用中。色々なことができる和室に仕上がった。
サンルーム。「花粉症なので、バルコニーはつくりたくなかった」というご主人の希望もサンルーム設置理由の一つ。1階なので防犯上細い窓を選んだが、陽当たりの良さを考え3つに。この窓は、和室の窓の高さを揃え、外観の見栄えの良さも意識している。リビングにもホスクリーンを付けているで、間に合わない時には干せるようにしてある。