LDKを少しでも広く利用するために、キッチンは壁向きを採用しました。
27.3坪(54.6畳)のお家全体の空調は、壁についている家庭用エアコン1台(20畳用)だけ。これで快適な生活が送れるようになります。
寝室です。左上に見えるのが換気扇と、2階からの配管ダクト吹き出し口です。換気扇は熱交換タイプなので60〜70%の熱をとっておく性能を持っている優れものです。
1階は天井をあえて低くしました。その効果もあり落ち着いた雰囲気になりました。
2階リビングを希望されたO様。松尾式の採用を決めた時は、屋根裏エアコンを考えていました。計画を進めていく上で「2階がリビングであれば勾配天井にしてエアコンを壁付けにしたらどうでしょうか」と提案をさせていただき採用をしていただきました。その効果もあってか、2階のLDKはスッキリ広々とした空間になりました。
松尾先生いがおっしゃるように日射にはとても気にかけていて、2階LDKの南にある窓にはどのくらい日が当たるかなども検討しています。
お施主様からも、以下のようなご感想を頂いています。
「まず、日中暑くても、それほど寝室の室温が上がらないのでガンガンにエアコン温度を下げることがありません。
というか、エアコンの性能が良すぎて、あと位置の関係もあってリビングでは26℃とかでも寒いと感じるくらいです。
それで、さすがに日中は28℃超えると暑いので、28℃設定にするとちょうどいい、涼しめの弱風になるので28℃つけっぱなしで過ごしています。
で、寝室は何もせずともリビングより室温が低いので、弱で送風するか、廊下のドアを開けて送風もなしで寝てます。」
しっかりと松尾式の交換が出ているようです。松尾式の場合、温度を頑張って下げなくても絶対湿度を下げることにより快適な環境を作る事ができるようになります。途中、「エアコンの性能」とおっしゃっていますが、エアコンをこの機種にしたからといってこの環境を作れるわけではありません。建物の断熱性能や換気扇が正しく機能しているという事なのです。
UA値:0.4W/m2K
C値: 0.4cm2/m2(施工中測定値)
エアコン:家庭用6.3kw(20畳用)
床面積:
1階: 44.09631m2(13.3坪)
2階: 46.58062m2(14.1坪)
床面積合計: 90.67693m2(27.4坪)