Safety
耐震性能


Safety
耐震性能
家族の安心と命を守るために、住まいには「揺るぎない強さ」が欠かせません。
エスホームでは、全棟で最高ランクの耐震性能「耐震等級3」相当を標準としています。大きな地震の発生が懸念される日本において、将来の安心を先取りした住まいづくりです。
私たちの強みは、ただ数値上の性能を示すだけではありません。一棟ごとに緻密な構造計算を行い、土地の条件や間取りに最適化した耐震設計を実現しています。
さらに施工現場では、徹底した管理とチェックを行うことで、図面通りの強度を確保。机上の理論と実際の建築を一致させることにこだわっています。
また、私たちは「高性能は高額」という常識を覆します。大手住宅メーカーに比べてコストを抑えながら、同等以上の耐震性能を提供。お客様の安心を守るために、無駄なコストを削ぎ落とし、本当に必要な性能だけを徹底的に追求しています。
宇都宮という地域に根ざす工務店として、地盤特性や気候条件を反映した設計も強みです。さらに社長自らが構造塾に参加し最新の耐震技術を学び続け、実際の住まいに反映。
長期にわたって家族を守る「本物の耐震住宅」を、一邸一邸心を込めてお届けしています。
東日本大震災から学んだ、エスホームの耐震対策
耐震対策――それは家づくりで最も大切なものの一つです。
しかし、多くの方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
「耐震性能が高い家って、どんな家なの?」
「よく耐震等級って聞くけど、どんな基準?」
耐震性能については、間違った情報も流れていますので、ご注意ください。
ここではエスホームの耐震対策についてご紹介します。
地震があっても無くても安心して住める家とは?

見学会の時に、あるお客様から次のように言われました。
「宇都宮市では、過去2000年以上の記録で、大きな地震は起きていないのだから、こんなに家を強くする必要はないんだよ」
この言葉は、今でも私の耳からは離れません。
それから数年後、東日本大震災が起きました。
確かに、栃木県は大きな地震が起きる可能性はほとんどないと言われていました。
しかし、現実は違ったのです。
「西村さんが、地震の時は外に逃げるよりも家の中にいたほうが安全ですよ、と言っていたので家の中にいました」
と言ってくださったお客様もいらっしゃいました。
地震があっても無くても、安心して住める家づくりをしたい。
私たちはそのように考え、家づくりをしています。
耐震対策のポイント
Point1 耐震性は建築基準法の1.5倍
家を地震や台風から守る耐力壁は、建築基準法の1.5倍入れるように工夫をしています。この1.5倍以上という量の耐震壁の効果は、熊本地震の際にも確認された数字です。
耐力壁の配置もコンピューターを使って計算します。
耐震性を強くするためには、ただ耐力壁を多く入れればよい、というわけではありません。バランスを考え、壊れにくい揺れ方を考えてあげることも大切なのです。

Point2 基礎と柱を結ぶ金物は通常の5倍

金物にもこだわりがあります。まずは基礎と柱を結ぶホールダウン金物。これは、阪神・淡路大震災の際に縦揺れが大きく、家そのものが基礎から外れ飛んでしまったことから、多く使われるようになりました。
ところが、今でも少ないところは3〜4本しか、ホールダウン金物が入っていません。
これでは本来の目的を達成すること、つまり地震に強い家をつくることは難しいでしょう。
そこで、エスホームでは15〜20本、またはそれ以上のホールダウン金物を入れています(本数はお家の形状や規模によって違ってきます)。コンピューターを使いひとつひとつ計算もしますが、力の流れを考えて必要と思われるところには余分に入れることもあります。
私たちはコンピューターを利用した計算と、経験の両方を大切にしているのです。
Point3 地震の揺れに耐えられる特別製のワッシャー
ワッシャーも特別な物を利用しています。
木造建築で使われているワッシャーは、木が乾燥して痩せてしまうと緩んでしまいます。
これでは、地震の際に揺れが大きくなってしまいます。
そのようなことがないように、緩みにくい特別製のワッシャーで金物を止めています。

Point4 通常よりも3~6㎝太い梁
太い梁にも注目です。エスホームでは、一般的なサイズよりも3~6cm太くすることも珍しくなく、木材を入れてくれる業者さんにも驚かれます。
構造計算では床の梁は意外と細くできてしまいます。しかし、構造計算のまま採用してしまうと床の振動を感じることもあるのです。
それ以外にも、振動がしにくくなるので2階の音が響きにくくなる効果もあります。2階から響く音を後で減らすことは難しいので、最初のうちにしっかりとした梁にして音がなるべく下の階に伝わらないようにしています。社長の西村が、大学の時に騒音について実験をしていた経験から来ています。

Point5 基礎も頑丈に
基礎はベタ基礎です。お家を建てる部分全面的に鉄筋とコンクリートで耐圧板を作り強くする方法です。
強度を出すため、鉄筋は重要な部分に13φを200mmの間隔で入れています。
基礎の立ち上がり幅は150mmです。鉄筋は錆びないようにコンクリートで保護しています。その保護層を厚くとるために幅を広くしています。

Point6 シロアリ対策で腐朽を防ぐ
シロアリ対策のために、基礎と土台の間に隙間を作り通気を取る「基礎パッキン」を採用しています。
シロアリは乾燥を嫌うので、基礎と土台の間に隙間を設け基礎と土台を乾燥させています。また、光も嫌います。基礎パッキンの隙間から漏れる光がシロアリを寄せ付けないようにしています。
基礎パッキンを採用すると、シロアリが出た時の保険も付きます。保証金額は1000万円です。

命だけでなく“暮らし”を守るという考え方
当社が耐震等級1では不十分だと考える理由は、耐震等級1は震度6または7クラスの揺れに対し“(すぐに)倒壊しない”=人が安全に家から逃げ出すことができる、という意味でしかないからです。
2016年の熊本地震では数ヵ月間大きな揺れが繰り返し起こり、徐々にダメージを受けた多くの住宅が倒壊や半壊に至りました。命が助かってもその後その家に暮らすことができなくなってしまっては、精神的にも金銭的にもとても苦しい生活を強いられます。
当社が基準とする耐震等級3は「繰り返し起こる揺れ」にも耐え、命だけでなく暮らしや資産も守る強さです。

地震保険に入っていれば大丈夫?
耐震等級3にしなくても、地震保険に加入していれば安心なのでは?とご質問いただくことがありますが、災害時にはお金の問題だけではなく、工事業者の順番待ちで半年~数年工事ができない、というケースが少なくありません。部分的な欠損でも数か月放置してしまうと状態が悪化してしまうこともあります。またその間住宅ローンを支払いながら仮住まいの家賃を払ったり、厳しい避難所生活をするというパターンも。
耐震等級3の住宅は倒壊のリスクが少ないことから保険料が割安になります。耐震性に不安のある住まいで高い保険料を支払うよりも、安心して暮らせる家で保険料が割安のほうがお得ではないでしょうか。
耐震性能のよくある質問
許容応力度の耐震等級3に適合することはできますか?
はい、許容応力度の耐震等級3に適合することも可能です。この耐震等級3の建物は、近年の巨大地震においてほとんど被害がなかったと言われています。
耐震等級3って本当に必要ですか?
耐震等級3は大地震が多い日本で、家族の命と生活を守るためには欠かせない基準です。「命を守る家」を選ぶことは、将来への安心を買うことでもあります。
熊本地震の際、耐震等級3の家は被害がほとんどなかったと報告されています。
制振装置を利用することはできますか?
はい、利用することも可能です。
また、制振装置は種類が多く開発されているため全ての制振装置への対応まではできていません。どのような制振装置をご希望かお伝えください。
耐震性能を上げるとコストが上がりますか?
いいえ、耐震性能を上げたからといってコストが上がるとは限りません。
ただし、建物の形や地盤の状況によりかかる事がございます。補強した方が良いか、しなくても大丈夫かなど微妙な事もございます。そのような際には、補強されることをお勧めしています。
大手メーカーと比べて品質に差はないですか?
ご安心ください。大手と同等以上の品質を確保しています。緻密な構造計算に基づいた設計と徹底した施工管理で、実際の強度を裏付けます。地域密着だからこそ細部まで責任を持てるのも強みです。
地盤が弱い土地でも大丈夫ですか?
すべての建築前に地盤調査を実施し、必要に応じて改良工事を行います。その土地に合った最適な耐震設計を行うため、地盤が弱い土地でも安心できる住まいを実現可能です。
構造計算って何をしているのですか?
建物の重さや地震の揺れを数値化して解析し、どこに負担がかかるかをシミュレーションする作業です。これにより設計段階で安全性を確認し、施工で忠実に反映。机上の理論で終わらせず、現実の強さに結びつけています。
リフォームでも耐震性能を上げられますか?
もちろん可能です。耐震診断を行い、専用アプリで弱点を可視化したうえで補強工事を提案します。壁の補強や金物の追加などで耐震性を高め、古い住宅も「地震に強い家」へとアップグレードできます。
耐震等級3を取得すると保険や税制面、住宅ローンで得はありますか?
はい、火災保険の耐震割引や住宅ローン減税などの優遇措置を受けられる場合があります。耐震性能を高めることは命を守るだけでなく、将来的な経済的メリットも生み出す賢い選択につながります。年毎に変わりますので、ご確認ください。
点検やメンテナンスはどうなりますか?
完成後も定期点検を行い、耐震性能が長期に維持されるよう確認します。小さな不具合も早期に対応できる体制を整えているため、建てた後も安心が続きます。建てて終わりではなく「一生涯のサポート」が私たちの信条です。
ゴムを挟んだワッシャーを採用しているので、長期間強度を持たせます。
将来、大地震が来ても壊れないのですか?
どんな建物も「絶対に壊れない」とは言えませんが、耐震等級3は大地震でも倒壊せず、命を守ることを目的に設計されています。家族が無事に避難できる可能性を大きく高め、将来の安心を約束する住宅性能です。