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生活を左右する間取り。どのように考えていったら良いのか、初心者のために基本から解説します!

住みやすいお家にしたい場合、間取りは大切です。かっこよさとは違い、住みやすさや生活へのストレスに直結します。あなたの気持ちの入った家、そのようなお家になる秘訣をお伝えします。今回は基本編です。

この段階では、土地があってもなくても一緒です。土地が見つかったからといっていい間取りができるわけではありません。まずは、あなたの「理想のお家」を作りましょう!

間取り作成

思いを伝えることを考える

これから間取りの作り方を説明しますが、大前提があります。それは、あなたの立場であればしっかりした間取りが出来ていなくてもいいと言うことです。最後は住宅会社にきちんとまとめてもらいましょう。

あなたが今行うことは、あなたの気持ちを建築会社に伝えるための間取り作成です。あなたは素人です。立場として、多少の間違いは許されます。それに、素敵なお家に住んでいる方も最初からできたわけではありません。難しく考えず、楽しんでいきましょう!

家族で話してみる

いきなりあなただけで間取りを考えようとしても「はて、何をすればいいのか?」と思われるでしょう。私も、土地があるからと敷地図だけを渡されて間取りを作るように依頼されてもまともな間取りは作れません。

そこで行って欲しいのが家族会議です。どのような家に住みたいか、皆んなで話し合ってください。この時のルールは、わがままを言ってもOKと言うこと。誰かが言ったことをお互いに否定しないことです。否定されてしまうと、いいアイデアも出なくなってしまいます。家族の間でポット出たアイデアがそのお家をガラッと住みやすくすることもあります。
突飛なアイデアは、数多く建てている建築家から出にくい物です。突飛なことを言って嫌われるのではないかと思ってしまったり、パターンがあったりするためです。

お子様がいる場合には、絵を描いてもらうのも良いですね。
私も子供が小さい頃に聞いてみた事があります。私の子供も絵にしてくれて、5階建てのお家でプールと温泉がありました。あの頃は子供がスーパー銭湯に行くのが好きだったのと、プール教室にも行っていたためだと思います。

色々とアイデアが出そうでしたら、テーブルの真ん中に大きな模造紙を置いてみましょう。そこに皆んなでアイデアを書き出すのです。もう、無責任な考えでもいいじゃないですか。これから家づくりを始めようという意思表示にもなります。家族で家づくりを協力しあって楽しむ、そのスタートにはいいイベントになりますよ。

どのようなお部屋が必要ですか?

以前は、この質問はあまりありませんでした。最近では多様化しているため、このような質問をさせていただくことがあります。

今までのお家は、

  • 玄関
  • LDK
  • 和室
  • 寝室
  • 子供部屋
  • 洗面脱衣所
  • トイレ

と言う感じで、基本的な構成は変わりませんでした。

ところが最近では、

  • 玄関(ファミリー・エントランス)
  • 土間収納
  • LDK
  • 和室
  • 寝室
  • クローゼット
  • テレワークルーム(書斎「)
  • 子供部屋
  • ファミリークローゼット
  • 洗面室
  • 脱衣室
  • 洗濯室
  • トイレ
  • ユーティリティ
  • 納戸
  • 小屋裏収納

と、部屋の種類が増えました。全部をつけると言うのではないのですが、ご家族の生活スタイルに合わせて欲しい部屋をあげてみてください。

特に最近では共働きのご家族が増えたので、家事や水廻りに関する部屋が増えているのが特徴です。

白紙のメモ

お部屋の配置を考えてみましょう!

次に、お部屋の配置を考えてみましょう。平屋にするのか、2階建てにするのか。細かいところはいいのです。主に、LDK、寝室、子供部屋、お風呂、玄関の位置を考えます。

この作業を「ゾーニング」と言います。

土地が決まっている場合には、どこからお家に入るのかを考えるとまとまりやすいです。

お部屋配置のポイント!

お部屋の配置を決めるときによく考えていただきたいのが日当たりです。LDKは南側に置いて日当たり良く、と言う方は多いのですが、寝室や子供部屋の日当たりが悪い場合が多いです。
日当たりが良いか悪いかで、この部屋の快適性が変わります。少しでも日射取得を考えて、冬には暖かくなるようにしましょう。
北側の部屋は夏は良いかもしれませんが、冬はひんやり感が出てしまいます。電気代は夏よりも冬の方がずっとかかりますので、できるだけ日当たりを良くしてあげてください。(夏の日除も忘れずに。)

寝室と子供部屋、南に配置するならどっち?

お客様と打ち合わせをしていて、疑問に思う事が多いのがこの点です。寝室と子供部屋、どちらかを日当たりの悪い北側にしなければいけない場合、どちらを北側にするのかです。それぞれの場合で考えてみましょう。

まずは、寝室を南側に配置する理由について。何しろ一番長く住むのはご夫婦です。寝室に太陽の光を当てて冬の日射取得に努めた方が快適で電気代も役に立ちます。お子様が住むのはほんの数年、何十年も住む方優先なのは当たり前です。

次に、子供を南側に配置する理由について考えてみましょう。やはり、元気にすくすくと育って欲しいと思うのであれば、南側になります。太陽の日を見ながら育ちますので、キリッとした育ちになりそうですね。それに、子供が出て行ったらご夫婦で利用すれば良いではないですか。

と考えられますね。実際には、子供部屋を南側に置く方が多いように感じます。皆さん、優しいですね。

お部屋の広さはどのくらい?

各部屋の広さを考えてみましょう。この広さを理解している方はあまりいらっしゃいません。必ず、見学会で実際のお家を見て部屋の広さを確認してください。また、見学会の際には荷物がないので広く見えます。その点にも注意してくださいね。

LDKは16畳より広いか、そんなにいらないか

LDKは16畳が収まりやすい広さです。ソファーにダイニングテーブルをちょうどよく配置できます。ご家族4人の場合によく利用されます。見学会でも16畳前後が多いので、その面積よりも広いか狭いかで考えると良いでしょう。

寝室は、寝るだけ?

寝室は、6畳、7.5畳、8畳の3パターンに大別されます。どのようなお休み方をご希望されますか?

○ 6畳

6畳は、シングルベッドを2台がちょうど並べられる広さです。他にテレビやドレッサーを置くのは少し厳しいかと思います。
おしゃれな使い方として、6畳のうち4.5畳を小上がりにして布団を敷く方法もあります。高級旅館みたいになりますよ。

○ 7.5畳

7.5畳になると、セミダブルのベッドを2台並べておく事ができます。ダブルベットなら、その隣にベビーベッドと椅子も置ける広さです。少し余裕もできるので、お洒落に飾り付けをしても楽しいですよ。

○ 8畳

8畳もあると、いろいろなお休み方ができます。特に、真四角になるので広く見えるのが特徴です。セミダブルベットを2台並べて置いても良いですね。部屋に余裕があるので、テレビを置いたりテレワーク用の机を置くのも良いでしょう。

子供部屋の広さは、コンパクトサイズが多くなりました

以前の子供部屋は「6畳+収納」が当たり前でした。子供が寝室を利用するのは、中学から高校と6年間です。それに、勉強もリビングで行うから広い部屋はいらないと考える方が多くなりました。その結果、今は「4.5畳+収納」が一番多くなっています。

もっと小さくても良いと言う方もいらっしゃいます。しっかりと計画すれば、きちんと収まります。
4畳の子供部屋ですと、ベッドと勉強机を並べて配置できる広さです。
3畳ですと、ベッドが殆どになってしまいます。
いずれにせよ収納は必要です。ファミリークローゼット等を利用しましょう。

お家をキレイに保つには収納から

収納計画は別なコラムがありますのでそちらをご覧になって下さい。

注意していただきたいのは、収納計画は、面積で考えない事です。お家の全床面積の15%とか言う人もいますが、うまくいかないでしょう。それぞれご家族によって収納量が違うからです。

まずは、あなたの持ち物を書き出して、それらをどのようにしまうのかを考えておくと後々楽に引越しができます。

特に、洗面脱衣所あたりに収納をつけておくと散らかりにくいお家になります。ここがポイントなのです。

家具のサイズも測っておいて下さい!

お家で利用する家具が決まっているならば、必ずサイズを測っておいて下さい。新しいお家に引っ越したら入らない、なんて事にならないように。お気に入りの家具を置くために間取りが変わる事もあるのです。

メジャー

他に、後で焦らないように測っておくと良い家具などの代表例を書いておきます。

仏壇

そもそも、仏壇を置くのかを考えておいて下さい。誰が仏壇を継ぐのか、ご両親やご兄弟とのお話も必要になります。お早めに打ち合わせをしておくことをお勧めします。

仏壇は、思ったよりも幅をとる物です。本体の幅は60cmでも、扉を開けると1m位になるのが一般的です。実際に利用する際にどのくらいのサイズが必要か、確認して下さいね。

冷蔵庫

冷蔵庫にも要注意です。最近の冷蔵庫は大型化しています。多くの方は冷蔵庫を置く場所の幅を気にされるのですが、その前に難所がある場合があります。それは対面キッチンです。対面キッチンの幅がありすぎて運んでいる冷蔵庫に当たってしまう事があります。

以前は洗濯機が入らないと言うこともありましたが、最近は各メーカーとも気にしているのか大丈夫になりました。

輸入家具

特に注意したいのが、輸入家具。輸入家具は日本と基本的な寸法が違うので、いざという時に入らない場合があります。1cmでも当たってしまうとキレイに収まりません。可愛い家具も多いと思いますので、利用できると良いですね。

ピアノ

ピアノを置かれるかたも少なくありません。どのようなピアノを置くのか。サイズは。そして重量はどのくらいあるのかを調べておいて下さい。アップライトでも250kgはありますので、床の補強をいたします。

これらをまとめて乗せてみましょう!

今まで長々と書いてきました。準備はできましたので、これらをあなたのお家に乗せてみましょう!と言ってもなかなか難しいですよね。

今回は、紙に四角を書いて、配置してみて下さい。多分、収まらないでしょう。無駄なスペースができたり、各部屋が重なったり。うまく収まったと思ったら階段やトイレを忘れていたり。最初はそんな感じです。十分です。

それでも良いので、今度は住宅会社に相談をしてみましょう。

あなたが考えた間取りは、完成度は低いかもしれませんがあなたの想いが詰まった大切な間取りには違いありません。

その想いを大切にしてくれる住宅会社は良い住宅会社に違いありません。

 

魅力的な注文住宅。あなたの理想とする家づくりができる注文住宅のメリットとデメリットを注文住宅の社長が解説!

 

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