先日、私にとってとても懐かしい方が、エスホームの事務所に来てくださいました。
その方のお名前は——平 秀信さんです。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、住宅業界ではかつて大きな影響力を持ち、多くの工務店経営者に学びを与えてきた存在です。
今は住宅業界の第一線からは退かれていますが、当時を知る人間にとっては“レジェンド”と呼ぶにふさわしい方なのです。
平さんとの出会いが、今につながる
実は、栃木県内で大きく成長したある会社も、かつては平さんの教えを受けながら育っていきました。
そして、私が現在も学び続けている松尾先生と出会えたきっかけも、平さんが主催していた「日本ビルダーズ」という講習会でした。
松尾先生の“一番弟子”と呼ばれる森下さんも、当時は平さんと一緒に活動されていた仲間です。
このように、多くの縁が平さんから始まっていることを、改めて感じさせられます。

この写真、実はおかしい所があります。どこでしょうか?
実はあの「神田昌典さん」のお弟子さん
平さんは、今や日本を代表するマーケッターとして知られる神田昌典さんの一番弟子でもあります。
神田さんといえば、数々のビジネス書の著者であり、マーケティングの世界に革新をもたらした第一人者。
当社の若いスタッフも、平さんや神田さんの著書を自ら手に取り、「とても参考になります」と言って読んでいたほどです。
神田さんは、最近では日経MJにも寄稿されており、常に新しい視点を持ち続けている点が本当にすごいなと感じます。
「工務店の今」を聞きに来た理由
そんな平さんが、なぜわざわざ宇都宮まで?
——実は、「今、工務店では何が起きているのか」を知るために、私に会いに来てくださったのです。
「紙を1枚もらえる?」と仰って、そこから話がスタート。
その紙には、マインドマップのようにどんどんアイデアを書き込んでいかれました。
滞在時間はわずか1時間ほどでしたが、その間、怒涛の質問が次々と飛んできて……
私の方はうまく答えられない場面もあり、少々悔しい思いもありました。
もっと勉強しなければ、と強く思わされました。
平さんと「ちばてつや」さんの意外な接点
また、少し意外なお話ですが、平さんはちばてつやさんの大ファン。
以前、平さんの事務所を訪れた際には、なんと「真っ白になった矢吹ジョー」が椅子に座っていたのを覚えています。
現在のエスホームの事務所にも、ちばてつやさん直筆のイラストを飾っています。
これは、下野新聞が主催する奨学金のためのチャリティーオークションを私が偶然見つけ、平さんにもお伝えしてゲットしたものです。
そのことを覚えていてくださっていて、なんだか嬉しくなりました。
今回は短い時間でしたが、平さんと“1対1”でお話できたのは、初めてのことでした。
忙しい方なので雑談というより真剣なやりとりでしたが、とても刺激的で、楽しい時間でした。
何よりも、長年尊敬してきた方が「今の工務店をもっと良くしたい」と思い続けている姿に、私自身も多くの学びと勇気をいただきました。
またいつか、じっくりお話できる日を楽しみにしています。
この写真は、平さんが自撮りしているところ。

平さんが自撮りをすることになったのは、撮影をしようとしたスタッフが撮影に失敗、、、。ならと撮ってくださったのです。
というわけで、自撮りをしてくれている平さん。けっこう優しい所があるんですよね。