あなたにとって快適な室温とは何度ですか?28度と言ったら、暑いと思いますか。実は、28度でも快適なのです!

家庭用エアコン1〜2台でも快適な生活を送ることができる「松尾式エコハウス」を建て始めて、社員の意識が変わってきました。

それは、室温が28度でも快適な環境になるということに気がつき始めたからなのです。

でも、今までは不毛な戦いがありました。

温度の感じ方が違ってしまい、寒かったり暑かったり

一般のお家ですと室温が28度というと蒸し暑くなってしまうので、エアコンを調整して25度とかにして過ごしているのではないでしょうか。

そこで問題が勃発します!

25度が暑いという男性陣と、25度が寒いという女性陣です。
あくまでも、一つの例ですので、ムズカシいことは無しということでお願いします。

実は、エスホーム事務所でもエアコン温度で女性と男性が揉めるようなことがあるのです。

私としては、電気代を少しでも節約したいので室温を少しでもあげたいのですが、女性陣が納得してくれません。何か色々と着込んでいるします。

そこで、気がつきました!

そういえば、事務所で松尾式エコハウスの概念を取り入れることはできないのかと。

実は、いつの間にかその環境になっていたのです。

それは、日が暮れた頃の気づきでした。

「今の室温は何度だと思う?」

先日、面白い環境になったのでスタッフに室温を聞いてみました。
私の感じとしては、少し涼しいくらい、です。

西村:近くにいた中村に声をかけました
  「今、室温は何度くらいだと思う?」
中村:「26度くらいですかね〜。」
西村:「よっしゃ〜!!!」と心の中で叫んでいました。

隣の部屋に行き、2人に質問しました。
西村:「今、室温は何度くらいだと思う?」
手塚:「24度。」
金井:「25度かな。」

ぶぶ〜〜〜!
全員大外れ!!

答えを教えると、3人も驚いていました。

その答えが、こちらです!

なんと、室温は29度もありました!

室温は、29℃としっかりと表示されていますね。
湿度は、36%

ここで注目していただきたいのは、2つ右の絶対湿度です。一般的な湿度は、相対湿度といって単位が%で表されます。それに対して絶対湿度は単位がg/m3で、それぞれ1m3の空気中にどれだけ水分が含まれているかを表しています。

この絶対湿度を下げてあげると暑さを感じにくくなるのです。

どのような環境かというと、南国の快適な木陰をイメージしてください。日本は蒸し暑くても、南国は木陰に入ると気持ちがいいと聞いたことがありませんか?
まさに、そのような環境が作られているのです。

湿度が36%のため表示が「赤」になっていますが、絶対湿度を見ると10g/m3とそれなりにあるので乾燥しすぎな感じはありません。私のような乾燥すると喉にくるような男でも、快適に過ごせるのです。

エアコンで室温を25度とかまで下げなくても、快適に過ごせる!と言う事は事実なのです。

松尾和也先生は、28度で絶対湿度を下げる事をお勧めしています。

気象庁では28度以上は厳重警戒!

では、一般的にはどのように考えられているのでしょうか。

気象庁が「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3.1を2021年6月3日に出しています。
この論文を参考に説明します。この論文は、外での活動や、一般住宅の場合を元に作られています。

この表は、「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3.1に掲載されていたものです。

一般的には、28度以上になると、危険な領域に入ったと言うことがわかります。

これは、あくまでも一般の住宅の場合、とお考えください。

それでは、室温を28度など高めに設定できるとどのようなメリットがあるのでしょうか?

夏場の室温を28度にした時のメリット!

というわけで、絶対湿度を下げることによりエアコンの設定温度を上げることができるようになります。

実は、エアコンの設定温度を上げることにはメリットがたくさんあります。以下に代表的なメリットを挙げさせていただきます。

メリット1:冷え性の方にも優しい冷房!

エアコンに弱い、と言う方は少なくありません。エアコンの冷えを嫌いエアコンを使わずに過ごしてしまうと熱射病などになり、最悪不幸なことになってしまいます。

そのようなことが起きないように、少し暖かめの室温でも生活できるようになるのです。

メリット2:電気代を下げられる!

エアコンの設定温度を1度変えると、電気料金が10%変わってくると言われています。

と言うことは、今まで25度設定だったのを28度にすると30%も電気代が落とせる!と言うほど単純ではないかと思いますが、効果は大きいでしょう。

冷房は、エアコンの「除湿」か「冷房」で行いますが、「除湿」で「再熱除湿」の場合には冷えすぎを防げますが電気代は冷房以上にかかってしまいます。それでも、快適性を考えればびっくりするほどの金額差にはならないと思いますので、上手に使い分けてください。

メリット3:トラブルを減らせる!

最初の頃に書いた、男女間などで感じる温度差の揉め事が減らせます。特に、冷え性の女性には優しい部屋の環境を作ることができるようになります。

室温28度でも快適にする方法とは

室温28度でも快適にするには、大きく分けて2つの事をしっかりと計画しなくてはいけません。次に挙げますので、参考にしてください。

断熱・気密性能を上げる

家づくりの基本ですね。断熱・気密性能を上げることが大切です。たまに、松尾先生が考えた空調システムのみを利用して断熱は考えないと言う方がいらっしゃいますが、無理です。あくまでもセットになっているとお考えください。

日射遮蔽をしっかりと行う

暑い夏に、家の中に太陽光の日射が入らないようにすることが大切です。日射遮蔽をきちんとしないと、室温を下げても暑いと言う状況になってしまいます。

除湿ができる空調設備を利用する

夏場は、積極的に除湿をしてあげることも大切です。一般的にお家の中で除湿性能が優れているものはエアコンです。エアコンは、よく販売されている洗濯物を乾かす除湿機よりもずっと多くの除湿をしてくれます。その上、エアコンは除湿した水を外に捨ててくれるのです。除湿機はタンクに溜まると止まってしまいます。

「松尾式エコハウス」は、これらの事をしっかりと抑えて快適かつエコな家になるように考えられています。快適な生活を環境にもお財布にも優しくして家づくりをしたいのであれば、ぜひ声をかけてください!

松尾式エコシステムを詳しくお知りになりたい方は、こちらをご覧ください!

お待ちしております。

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