宇都宮市 | MZ様
玄関側から入るとLDK奥の吹き抜けとオープン階段が目に飛び込んでくる。広々としたリビングは上へも空間が広がり、ゆとりを感じさせる。リビングは、「座ってくつろぎたい」という希望で、お掃除のことも考え、ソファーは置かないことにした。二人のお嬢様がのびのびと遊べる空間になっている。
キッチンと横並びにダイニングテーブルを置いた。ご夫妻で大きさと高さを考えて設置したライトがそのテーブルを照らす。キッチンとダイニングの背面は全面に白い戸になっていて、大きな収納で、「全部隠せるのがいいです」と奥様。来客時には、さっと片付けができ、LDKをすっきりと見せられる。
キッチン背面の大きな収納には、デスクが造作されている。扉を開けるとデスクが現れ、奥様の作業スペースとなる(写真左)。キッチン奥のパントリーは広めに確保し、リビング側からは見えないように冷蔵庫が置いている(写真下)。
階段はオープンにするか壁にして隠すかは迷ったが、リビングを広めに見せたいということでオープンに。オープン階段からは吹き抜け部分の窓から明るい陽射しが降り注ぐ、。キッチンからこの窓を通して空を眺められると、奥様は住み出してから気づいたとのこと。お料理途中にちょっと手を休めて空を眺めることもあるのだそう。
階段下の物入はプチ子ども部屋となっている。照明を付け、お嬢様たちがこもって遊べる秘密の小部屋だ。「押し入れみたいなところが好きだった」という奥様も、時々こもって読書するのだそう。
階段下の物入はプチ子ども部屋となっている。照明を付け、お嬢様たちがこもって遊べる秘密の小部屋だ。「押し入れみたいなところが好きだった」という奥様も、時々こもって読書するのだそう。
2 階の廊下に、お嬢様が二人並んでお勉強できるカウンターを設けた。吹き抜けに面しているので1 階からも気配が感じられる。カウンター前の壁にはお嬢様が選んだ英単語がプリントされたミッフィー柄のクロスが貼られている。
キッチンの背面収納は、4 段にしてたっぷり収納できるようにした。カウンターが高くはなるが、作業するにはちょうどいい高さでもある。パントリーは1 畳分のスペースがあり、収納容量はたっぷり。ここだけ壁1 面を黄色にして雰囲気を変えた。
1階のトイレは、お客様が使うことなどを考えてシックな趣き。ペーパーホルダーなどを真鍮で揃えた。ライトはお気に入りのものを選び、壁に近いところに設置した。影が模様として浮かび上がる(写真左)。2階はかわいらしさを重視。お嬢様は「2階のトイレのほうが好きだ」とのこと。トイレは省スペースを考え引き戸にしたが、、「年を取って倒れた時にもそのほうがいいかな」と、将来のことも念頭に決めたという。
「1階の洗面(写真右)があまり広くとれなかったので、2階(写真左)は広く確保し、子どもの靴なども洗えるように考えました」という洗面。お嬢様お二人の将来を考えても広い洗面は役立つに違いない。
家族の衣類を一気に収納できるファミリークローゼット。脱衣室側からも棚を使用できる。玄関に近いのでおでかけの身支度もここですべて完結。ガス乾燥機乾太くんのおかげで、洗濯物を干すスペースがほとんど必要なく、洗濯が終わったらすぐにファミリークローゼットにしまっている。
玄関には、玄関収納の壁一面に大きな鏡を設置。壁一面が鏡になるよう打ち合わせしてネットでオーダー、M様ご自身で鏡を購入し搬入したが、思った以上に大きく運び入れるのは一苦労だったとか。そのかいあって、おでかけの時に全身をチェックできるだけでなく、空間を広く見せる効果も。玄関収納の入口には、有孔ボードを貼った。使う用途によってフックを付け替えられ、便利に使える。
「南側にたっぷり窓があるから」と、北玄関側にはあまり窓を設けず、スッキリとした外観ができあがった。形と色のコントラストが印象的だ。さらに、木目のドアと階段、デザインされたアイアンの手すりがアクセントになっている。カーポートのコンクリートの目地には2色のレンガを使用。見た目にかわいいだけでなく、耐久性にも優れている。