那須塩原市 | T様
「広いリビングにしたかった」というT様。家全体の色使いを統一、「3色以内にできるだけまとめようとしました」とご主人。「1階、お客さんから見えるところは、窓を大きく、扉もハイドアとかにしてもらっています」と、縦への広がりも感じられるゆとりの空間に。
配膳のしやすさを考えキッチンとダイニングは横並びに。冷蔵庫脇のパントリーから勝手口へ出られ、ゴミ出しに便利。調理の手元が見えない様に立ち上がりは高めにし、反対側はバーカウンターでもあり、ご主人が好きな漫画を読むスペースともなっている。将来的にはお子様のスタディーカウンターになる予定。
700Lの大型冷蔵庫を置くために壁の幅を調整した。奥のロールカーテン(写真左手)は容量の大きな書棚で、その下には床下エアコンを設置してあり、ここから家中に暖気を送る。
玄関は、広さだけでなく、見栄えにもこだわった。正面は石壁のように重厚感がある。テレビの背面と同じジョリパットを使用。土間は黒いモルタルを塗って仕上げている。
子ども部屋にも性能へのこだわりが。窓は小さめにして、断熱欠損が起こるのを避けるため外壁側にコンセントとスイッチなどは配置していない。収納は設けず「必要になれば買って、必要なくなれば処分すればいいので」とのこと。2部屋分のスペースをあとから間仕切れるようにドアは2つ付けている。
寝室は、熱の効率を下げないように窓は小さく、南面には設けなかった。仕事がら朝はゆっくり休みたいというご主人の生活スタイルにぴったり。収納スペースはロールカーテンを付けただけでできるだけのシンプルなつくりに。
「2人横並びで使っても窮屈じゃない広さがほしかった」という奥様の希望で、ゆとりの広さを確保した洗面。お客様がトイレに行くときにも使うので、落ち着いた色使いでおしゃれに仕上げている。
洗濯はここで完結。大型のドラム式洗濯機と、予洗い用のスロップシンクを設置。アイアンバーの洗濯物干しは施主支給でとりつけてもらった。お家全体が乾燥しているので、洗濯物はここにかけておくだけですぐに乾く。作業する台も広くつくり、洗濯物を畳む際にも重宝する。
松尾式エコハウスの冷房で活躍する小屋裏。一般的なエアコンを一台設置し、ダクトを通して家全体に冷気を送る。
乾いた洗濯物はすぐ横のファミリークローゼットへ。階段下のスペースに棚を設置するなど、広い上に効率よくしまえるように考えている。棚、ハンガーラックは衣類の高さに合わせて調整してあり、すっきり収納できる。