毎月各地の建築屋さんが集まってミーティングをして色々と情報交換をしたり、悩み事、問題などを相談したりしています。
その中で話題になったのが
「契約を急がされている人が多くなった」
ということです。
どのくらい急がされているのかというと、
「今月中に契約して下さい!」
と言われるのだそうです。実はもう少し話が続いて
「今月中に契約すれば、300万円値引きします!」
と付け加えるのだとか。
今までもありましたが、それ以上になっていると感じている人が多かったのです。

「今月中に契約!」は危険!
「今月中に契約して下さい!」
「今月中に決めて下さい!」
という言葉が使われるようになったのはナゼでしょう?
少し前までは、せめて
「今月は決算なので!、なんとか、、、」
くらいでした。
「今月中なら300万円値引きします!」
と言われたら、心が揺らぎますよね。
その気持ちはよくわかります。
でも、ほんとかな〜と思うのです。
実際にその時だけ値引きをして契約する必要性がある会社や担当者は、どのような会社でしょうか?
- 契約がないと、潰れてしまう
- 次の仕事が無い
- 会社をクビになってしまう
などです。
私も大手の会社に勤めていた事がありますので、内情はわかります。
要するに、本来であればそこまで利益を削って値引きをして契約するということは、何らかの理由があるはずなのです。
ここで、冷静に考えて下さい。ただの営業トークであると。
その月に契約しなくて、翌月に伸ばしたらどうなるのでしょうか?
多分、翌月も同じように値引きを言ってくるでしょう。
(確証は持てませんが)
私がそのような会社に勤めていて営業だったらそうします。というよりも、多分会社としてそのような指示が出ているのでしょう。
値引き額300万円の出所はあなた!
ところで、値引きの300万円ですが、そんなに住宅会社が簡単に値引きをするのでしょうか?
本来であれば、そんなこと無理なはずです。
実は、その値引き分は最初の見積もりに乗せています。
お客様が渋り始めたら
「では、お値引きを!」
となるのです。困ったものです。
私も、申し訳ない思い出があります。
値引きの依頼が無かったお客様
私が勤めていた時の話です。もう30年くらい前でしょうか。
仕事にも慣れ、多くの客様からご依頼をいただくようになっていました。
とてもいいお客さまで学校の先生でした。信頼してくれて、私のオススメをほとんど取り入れてくれました。
お見積もりを出した時、
「では、これでお願いします」
と簡単に言われてしまったのです。
実は、その時の見積もりは値引きの依頼をされると思い多く見積もっていたのです。
この時に疑問に思いました。
私を信頼してくださっている、私にとって一番良いお客様には値引きをしない。
信頼していないわけでは無いけれど、他と比べたりしているお客様には値引きをして安くしてしまう。
ここに矛盾を感じてしまったのです。本来は、私を信頼してくださるお客様に一番安くするべきでは無いかと。
こんな事を書くと「『論語と算盤』を読め!」とか言われてしまいそうですが。
やめた方がいい、急いだ契約!
お家づくりはなかなか大変です。
迷うこともたくさんあります。
焦らない家づくりをして下さい。
急がなくても、あなたにとって良い家づくりをしてくれる住宅会社はあるでしょう。
じっくりとお考えください。
エスホームでは、年に1〜2組くらいは10年のお付き合いをさせていただいている方のお家づくりをさせていただきます。
お家は、家族への影響も大きいので、あくまでもお客様に合わせたペースでのお家づくりをさせていただいています。
それが一番安心だと思うのです。
エスホームの提示価格は、フェア・プライスにしています。
フェア・プライスとは、値引き分などの価格を最初から乗ない正直な価格です。
資金計画の時などには、少し高めに提示する事も少なくありません。
これは、実際にお家に住み始めたときにお金が残るように計画をしておきたいからなのです。
足りないよりは、予算が余る方が嬉しくはありませんか?
エスホームは他の住宅会社と少し変わったところがあります。
それは、お客様の事を考えながら家づくりをしているからです。
住宅営業マンが、あなたのご兄弟だったらどのような行動をするでしょうか。
そのようなことを考えながら家づくりをしています。
