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毎年開催されている「ジャパン・ホーム・ビルディングショー」
今年も行ってきました!
場所は、東京ビックサイト。
オリンピックで閉鎖されていた場所は利用できるようになったのでしょうか?
今回は、ビックサイトの一部を利用して開催していました。
今回のジャパン・ホーム・ビルディングショーの楽しみは講演がメイン!
いくつか注目できる建材などもありましたが、それは別な機会に紹介します。
みんなの住宅研究所
まずは「みんなの住宅研究所」の講演に行ってきました!
私も参加している組織です。
ここには、今の住宅業界で中心とも言える2人が参加しています。
それが、佐藤先生と松尾先生です。
下の写真の2人です。
一緒に写真に写っている一番右の神戸さんは、雨漏れを防ぐ建材を作っている「ハウゼコ」の社長さんです。
佐藤 実先生
佐藤先生は「構造塾」を主催しています。
日本の家が災害に耐えられる構造になるように、多くの建築家の指導をしています。
私も「構造塾」には、参加しています。
佐藤先生は、今でも構造がお粗末な住宅会社が多いと言っていました。
特に、良いことばかりを言っていて、実際にはそうなっていないことも見受けられるそうです。
佐藤先生でも、住宅会社のHPを見流だけでは本当にその会社が構造をしっかりとやっているかはわからないそうです。
しっかりとした見極めが必要ですね。
松尾 和也先生
今年は、HEAT20のG3が発表されました。
国土交通省でも、新しい断熱等級が発表されます。
それらを見て、松尾先生は「目的と手段」が違ってきてしまうと言っていました。
断熱性能を上げるだけでは本当のエコにはならないのですね。
重要なのは、しっかりと計算をする事。
夏の暑さについても注意していました。
日射遮蔽が大切です。
先日見たお家では、11月に39度にまでなっていたそうです。
痩せそうですね。
エコハウス大賞 復活!
来年は、エコハウス大賞が復活するそうです。
2年前かな、エコハウス大賞のお家のほとんどがG2仕様になってしまい終了しました。
復活する声も多かったのでしょうか。
来年復活させるべき、基調講演を行いました。
これらの先生も凄いです!
- 断熱の前先生(東大教授)
- デザインの伊礼さん
- 1回目優勝者の佐藤さん
- 建築士の三澤さん
審査員には、ここに松尾先生も入ることでしょう。
前 真之先生
前先生は東大の教授で断熱・エコ住宅では有名な方です。
著書に「エコハウスのウソ」があります。
前先生は、今の家は2世代以上住めるので、それを意識した家づくりを勧めていました。
今回は費用がかかっても、次の世代も住める家をつくればコスト的にも安心といことです。
温度も電気代も気にならないお家を目指してほしいと。
脱炭素の話に力を入れていました。
伊礼 智先生
伊礼先生は、プロの建築士から評価が高い建築士です。
どこか懐かしいお家をつくります。
私も以前、伊礼先生のお家を伊礼先生と一緒に見せていただいた事があります。
伊礼先生もデザインだけではなく、性能も考えていると言っていました。
- 耐震等級3
- 断熱性能はG2
で設計しているそうです。
小屋裏エアコンや、床下暖房も取り入れているそうです。
元々、OMソーラーを採用していたので、違和感は無かったのでしょう。
佐藤さん:もるくす建築社
第一回目のエコハウス大賞の優勝者。
秋田県の工務店です。
新しいお家だけではなくて、リフォームも行っているそうです。
どうしても価格が高くなりがちになり、予算のない方、弱者に対しての家づくりをどうしたら良いのかに悩んでいるとおっしゃっていました。
確かに、今回いらしている方のお家は、私が建てているお家の1.5〜2倍の価格がします!
住宅の高性能化にはなったと思いますが、建てられる方も減ってしまったのではないでしょうか。
三澤 文子先生
奈良女子大で物理を専攻した後、専門学校で建築を学んだそうです。
その後、知る人ぞ知る岐阜県立森林文化アカデミーの教授になられています。
リノベーションの話が多かったです。
今回も、いろいろな話を直接聞く事がでいてたいへん参考に成りました。
これからの家づくりに参考になりました。
やはり、本人から直接話を聞くことは大切ですね!