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「地価」が発表されました。
「地価」とは、国土交通省が毎年発表している、土地の価格のことです。
全国各地域で価格が発表され、栃木県内だけでも466地点に登ります。
実際の取引価格とは違い差も大きいので直接的な参考にはなりません。
それでも相対的に価格を比較するのにはわかりやすく、
「ここが安い、」
「あそこは高そうだ、」
と使われています。
参考:地価は2020年1月1日時点での価格として発表します。
28年連続下落の栃木県
栃木県内の地価はどうだったのでしょうか?
県内全体では、0.7%の下落だそうです。
要するに、微妙に安くなったと言うこと。
地価は、住宅地と商業地で分けられているので、それぞれで見てみると、
- 住宅地:-0.8%
- 商業地:-0.5%
となりました。
安くなったとはいえ、このくらいだとそのような実感はありませんね。
上昇した住宅地もありまし
どこの土地も安くなったわけではありません。
上がったとちもあります。
例えば、
- 宇都宮市 41地点
- 小山市 12地点
- 下野市 5地点
- 佐野市 2地点
となっています。
LRT沿線や日光市の日光街道沿いも、これからの期待感からか値上がりしているようです。
大きく下がった土地もありました
大きく地価が下がった土地もありました。
例えば、台風19号の被害がでた地域です。
鹿沼市の口粟野のある地点では-5.5%にもなっています。
全国の地価は、上昇傾向にあり
全国の地価は、上昇傾向にあるようです。
全国平均で、前年比1.4%UPとなりました。
地方圏でも上昇しているところが多いようです。
上昇率が高いのは、北と南
上昇率1位は、北海道
上昇率が一番高かったのは「北海道倶知安町」で、44%!
なんと、1年で1.5倍近くにもなっています。
ところで、「北海道倶知安町」って聞いてどこにあるかわかりますか?
場所を知っている方は、あまりいないと思いますが、私も知りませんでした。
価格が上がると言うことは買主がいると言うことなのですが、やはり海外の方々なのでしょうか。
気になったので、場所を調べてみるとこのような場所。
ニセコスキー場の近く。
どのような街並みか、衛星写真を見てみました。
はい、山の間の分譲地のような場所です。
価格が108,000円/m2。
坪単価でいうと、357,000円!
えっ!
そんなにするの!!
自分で計算していて驚いてしまいました。
栃木県内でもm2単価が10万円を超えるのは宇都宮しかなく、宇都宮でも中心部とか少ししかありません。
3位の上昇率は沖縄県
上昇率1位、2位は北海道だったのですが、3位、4位は沖縄県でした。
3位の上昇率は30.3%!!
価格は99,300円/m2!!!!
坪単価で言うと、328,000円!
こちらも30万円超えでした。
場所を調べてみると、那覇からもう少し南のところ。
航空写真を見てみると、住宅地でした。
「サザンビーチ・ホテル&リゾート沖縄」の近くですね。
飛行場も近い場所ですね。
サザンビーチ・ホテル&リゾート沖縄には、研修で一度行ったことがあるのですが、近くにはこれと言って何かがあるような場所ではないように思うのですが。
近くにアウトレットはありますね。
何がこの価格にさせたのでしょうか。
上昇率4位は宮古島。
27.4%UPですが、価格は5,810円、坪単価19,200円。
こちらはホッとする価格ですね。
極端に価格が上がってしまうと困るのは、そこに昔から住んでいる方々です。
収入は変わらないのに、支出だけ増えることになってしまいます。
日本の土地を、外資や海外の人々に買い占められてしまいそうで、少し怖いですね。
栃木県内では大きな価格変動は無いので、安くなったと言う印象を感じることは無いと思います。
土地が安くなるまで待つとか、上がる前に購入するとか、そこまでの変動はなさそうです。