「建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令における算出方法等を定める件」の「地域区分」が変わったのですが、、、、
多くの方は「漢字ばかりで何が何だかわからない!」
となってしまいますね。
でも、家の性能を決める基準としてとても大切なので、知っておいてくださいね。
「地域区分」とは?
『「建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令における算出方法等を定める件」の「地域区分」』の中で大切なのが「地域区分」。
何を分けているのかと言うと、全国の市町村を温かさ、寒さによって分けている、要するに区分しています。
この区分が大切な理由は、この区分によって国がお家に求めてくる性能が変わってくるからなのです。
寒い地域はより高断熱に、と言う感じですね。
栃木県は、特に変更がないかと思っていたのですが、思ったよりも変更になった地域がありました。
エスホームのお客様にも影響してきますので、自分の地域を確認してください。
1地域
北海道のみなので、適応した地域は栃木県内にはありません。
気になるのは、1地域のエリアが北海道でも随分と減った事です。
温暖化の影響でしょうか?
2地域
- 日光市(旧栗山村)
現在、日光市の旧栗山村の地域は、2地域になりました。
旧栗山村は、以前は3地域でしたので、より寒い地域として指定されたことになります。
3地域
- 日光市(旧足尾町)
3地域は、日光市の多くと旧塩原町が抜けて、旧足尾町のみになりました。
やはり、足尾は寒いのですね。
4地域
- 日光市(旧日光市、旧今市市、旧藤原町)
- 那須塩原市
- 塩谷町
- 那須町
4地域も随分と減りました。
少し、驚きです。
大田原も4地域から外れましたね。
今市よりも、大田原の方が暖かいと言うことなのですね。
ほ〜〜、
私の感覚では大田原の方が寒いと思っていました。
大田原の方、ゴメンなさい、と謝ることではないか。
旧日光市が全域で4地域になっています。
いつも気になるのですが、日光駅周辺と、中禅寺湖周辺では気温が大きく変わってきます。
それを同じ地域でまとめるのは、乱暴かなと思っています。
システム上、致し方ないのかもしれませんが、注意が必要ですね。
5地域
- 宇都宮市
- 栃木市
- 鹿沼市
- 小山市
- 真岡市
- 大田原市
- 矢板市
- さくら市
- 那須烏山市
- 下野市
- 上三川町
- 益子町
- 茂木町
- 市貝町
- 芳賀町
- 壬生町
- 野木町
- 高根沢町
- 那須川町
ご覧の通り、栃木県内の多くの町がこの5地域になりました。
南は小山市から、北は大田原市まで、同じ地域で大丈夫?
とも思いますが、全国の区分けで考えると同じ程度なのでしょう。
6地域
- 足利市
- 佐野市
今まで栃木県内には無かった、6地域が出来ました。
それが佐野市と足利市。
栃木県内でも、温暖な地域なのですね。
感覚的には、小山市の方が暖かいかと思っていましたが。
群馬、千葉、埼玉、東京で多いのもこの6地域、やはり栃木は寒いのか。
地域だけで考えない事も大切
今回紹介した地域区分はとてもわかりやすく出来ていると思います。
しかし、地形的なことを考えると疑問がある地域も少なくありません。
場所によりましては、自分が住んでいる地域に合わせて断熱性能を考える事も大切です。
今回の情報は「住宅省エネルギー 技術者講習」を受けた時の資料をもとに作成しています。