前に紹介した「令和7年施行 改正建築基準法対応 木造軸組構法住宅の許容応力度設計(2025年版)セミナー」や「木造による展望塔の設計提案」の展示がしてあったのが、ここ木材会館です。
この木材会館が、とっても美しかったので紹介させていただきます。
木材会館は、新木場駅そば
新木場駅を降りて見えてくるのが木材会館です。
オフィスビルとしては少し変わった感じのこの建物。外部に木材を利用しています。

この建物を設計したのは「日建設計」。日本で一番の設計事務所です。施工は大成建設です。基本的な構造は鉄骨鉄筋コンクリートで、一部に木材が利用されています。
木材を利用することで、地球環境への貢献も考えられています。
竣工から16年ほど経つので木材の部分は色が落ちてきていますが、建物の安全性を担保するために不燃処理をした燃えない木材をファイアーストップ材としても利用しています。

玄関ホール
この建物は、こだわって作られているのだけれど初めてきた方にはとにかくわかりにくい。入り口を探してウロウロ。やっと入ったところにあるのがこのロビー。一つ一つがオブジェになっています。

エレベーター
ロビーに入った後に探すのがエレベーター。エレベーターらしきものが見つからなくてうろうろ探しているのは私だけではありません。
ここは言っていいのかな〜、と思いながら扉を開けるとそこにあるのがエレベーターホール。
このように写真でお見せするとエレベーターに見えますが、初めてみた時にはエレベーターにも見えなかったほど、エレベーターっぽく無いエレベーターでした。

階段
エレベーターホールの隣にあったのがこの階段。う〜ん、キレイですね。もっと効率的な階段の作り方もあったように思いますが、この組み方がとってもステキです。浮いているような浮遊感が良いです。

良い建物は、写真を撮ってもより引き立つ、そのような事を思い出させていただきました。
バルコニー
バルコニーからは、スカイツリーが見えました。周りに高い建物もありますが、ここからの眺めは良さそうです。

ホール
以前にも紹介しまたが、このようなセミナールームもあります。天井に材木がたくさん使われています。音楽ホールなどでは内装に木材を利用することはありますが、セミナールームでは珍しい。光の色が綺麗ですね。

照明をつけ始めると、建物の中からの光が木材に当たって深みを出してきます。

この建物は、かなり手間と費用をかけて作られたことがわかりますね。このような建物を見ているだけでも楽しいものです。
中には会議室や茶室もあるそうです。もっとゆっくりと見たかったですね。


