エスホーム社員のお家見学会、無事終了しました!

エスホームの社員が建てているお家の見学会を開催しました!

みなさん、どのようなお家になるのか興味津々でいらっしゃいましたよ。

重要な構造や断熱を見ていただきました!

今回は、完成してしまうと見えなくなってしまう建築途中を見ていただきました。

面白みにかけるという方もいらっしゃるのですが、外だけキレイな家ではないとしっかりと確認することが大切です。

そこで、このような建築途中の見学会も定期的に開催しています。

構造について

このお家の構造は、私が「許容応力度計算」を行って考えました。少しづつ聞くようになってきたかもしれない「許容応力度計算」。

許容応力度計算の場合、計算書は300ページにも及びます。

実際にどのような計算をしているのかというと、お家に地震や風の影響があった場合、また、お部屋に重い物を乗せた場合、どのような影響を受けるのか柱・梁1本1本計算して安全性を確認するという方法です。

今までの方法は、ある程度余裕を持って作っていたので問題はないのですが、無駄が発生してしまいます。そのような無駄を無くし、より合理的な構造にすることができる計算方法が「許容応力度計算」です。

下の図が、その計算した図面の1つです。

色々な大きさの丸が描かれていますが、丸の大きい柱はそれだけ荷重(重さ)がかかっているということです。

言い方を変えると、ほとんど荷重のかかっていない柱も出てきます。そのような柱を荷重のかかっている柱と同じだけ補強するのは勿体無い、ということになるのです。

この図を見るだけで、柱にどのように荷重が流れているのかわかるのですね。

新しい空調設備

このお家では、新しい空調設備の検証をします。

空調設備の検討をするときに大切なことは、建物の性能をしっかりと把握することです。単純にUA値を求めたからといって良いわけではありません。

この辺りにつきましては、なかなかご理解いただくのが難しい面も多々あります。

そこで、少しでもわかりやすいようにエスホームオリジナルのアプリを作成いたしました!

画面はシンプルですが、実際にはもっと複雑な計算をしています。

今も作り直しをしていて、もう少しわかりやすくしています。
やはり、顕熱と潜熱に分けての説明は、わかりにくいかな〜、と思い統合しました。

新しい空調設備に使うファンも展示しました。実際に風を出してみたのですが、柔らかくも遠くに届く風に皆さん期待をされていました。

一見大袈裟に見えるかもしれませんが、とってもシンプルな構造になります。

また、除湿するためのシステムについても、その合理的な考えを理解してくださった方も多くいらっしゃいました。

下の写真のは2階ですが、天井裏にもファンを設置します。

「自然対流だけでなんとかならないのか、」という考えもありますが、計算してみたら全然足りません。

そこで、ある程度はファンを利用した方が合理的なのです。

ファンの電気代は、エアコンよりもずっと少なくないのも嬉しいですね。

お家は性能が良くなりましたが、それに合った安価で普及している機会を利用した空調設備は残念ながらまだありません。

そこで、一般的に流通している汎用品を利用することで、安くメンテナンスも楽にできるような空調設備を考えています。

質問もたくさん!

質問もたくさんいただきました。

構造のことも、空調のことも。わかりにくいところは出来るだけ砕いて説明をさせていただきました。

「ご自分で計算をした、」という方もいらっしゃいましたが、通常では説明しないような内容までお話しできて、私自身楽しい時間を過ごすことができました。

見学会は、実際の建物を見ながら質問できる良いチャンスでもあります。
これから家づくりを始めようという初心者から、マニアックな話まで。

実際にエスホームで家づくりをしてから入社した社員もいます。

色々な役にたつお話を聞くことができますよ!

見学会は、毎月開催しています。
あなたも、お越しください!