「耐震等級3 短期集中実践塾」のお手伝いをしてきました!

今年の7月から参加していた新建ハウジング主催「耐震等級3 短期集中実践塾」の第2期が始まりました。

「耐震等級3 短期集中実践塾」とは、佐藤先生で有名な構造塾の土居先生が許容応力度計算を教えてくれるセミナーです。
私は、第1期に出ていました。

許容応力度計算のセミナーには今までもいくつか出ていましたが、どうもしっくりと来ていませんでした。
「許容応力度だからどれでも一緒でしょ!」と思われるかもしれませんが、実は大きな違いがあります。

今までは構造計算にホームズ君を使っていました。
今回はアーキトレンドを使うのです。

今、住宅業者の中で一番使われていると言われているCADソフトが「アーキトレンド」。「アーキトレンド」で許容応力度計算ができると楽なのです。
何しろ、アーキトレンドの場合には平面図や立面図を作っているのでその図面をそのまま利用する事ができます。
そしてもう一つ大きなメリットがあります。アーキトレンドはMacでも使えるのです。ホームズ君はMacで利用すると画面表示がおかしくなります。
Mac使いの私としては、仕事の効率を上げるためにもかなり重要な事だったりします。

しかし、アーキトレンドの許容応力度計算をするためのアプリは持っていたのですが、見様見真似で使えるほど生やさしい物ではありません。ましてや、構造計算が間違っていたなんてあってはいけない事なので使うのに躊躇していました。
アーキトレンドのメーカーでも詳しい使い方は教えてくれません。

ホームズ君は、断熱や構造計算などが得意で、図面は苦手なアプリです。ホームズ君を利用する場合は構造計算に必要な基本的な間取りなどのデータから入れ直しになってしまいます。
でも、ホームズ君は使い方を教えてくれるんですよね。

第1期に出て教わり、アプリ自体もホームズ君よりもアーキトレンドの方が使いやすい面もある事がわかりました。

何とか、許容応力度計算をアーキトレンドででも出来るように。

そんなこんなで、第1期が終わり、第2期が始まり行ってきました!

第2期ではサポート役に!

なぜ、「耐震等級3 短期集中実践塾」の第2期に行ってきたのかというと、サポート役を募集していたからなのです。

そこで、私も応募して、正式依頼がきました。

とわいえ、ここで教える許容応力度はそんなに簡単なことではありません。

また、同じ間取りでも人によって出てくる結果が違うことが珍しくありません。

ある人の構造は通っても、別な人はうまく行かない、そんな事が現実に起こります。
これは、構造の組み方が人によって違うから起きてしまう事です。

1期目では1日で終わりにした話を、今回は2日間にわたって説明していました。
多少無理があったと反省したようです。

流石に、このセミナーに出る方は実践者で具体的な質問が多く、私も一緒に考えてしまった事もありました。

改めて土居先生の話を聞いて新しい発見があったり、私にとってもとても役に立ったセミナーでした。

今回受講している方への説明は私からのアウトプットにもなり、より理解も進んだことも実感しています。

そして、サポーターとして来ていた一緒に1期を受けた方とも疑問点を話し合いました。
同じ事でも考え方が違うので、
「え〜!確かに、そんな考えもあるね、、、」
などと、疑問が増えてしまうことも。
その時には直ぐに土居先生に相談して。

と、一緒に受講生になり勉強になりました。

構造は一見単純に見えますが、実はパターンが色々あり一つ一つに対応するのは大変です。

アプリにより出来る事が違ったり、悩みは尽きません。

解決方法を一つ一つ学んでクリアしていく、それが面白かったりします。

この講座、第3期の予定もあるようですよ。