やはり、断熱性能を高くした方が健康でいられるらしいです!

やはり、断熱性能を高くした方が健康でいられるらしいです。

「そりゃそうだ!」
と私も思いましたが、たまにこのようなデータを見ておくのは良いかと思います。

今回のデータは
「JKK住宅環境研究所 高断熱住宅が脳血管系疾患による健康損失期間を17%削減する可能性を確認」
を、元にしています。

断熱性能によって、どのくらい健康でいられるのか?

その結果がこちらです。

DALYとは、「健康でいられなかった合計の年数」の単位だそうです。理想的平均寿命からの質的乖離年数を示すものでWHOでも使われています。

まずは、断熱等級について説明します。わかりにくいと思いますので、ざっくりと説明します。数字は、宇都宮などの5地域を参考までに掲載します。

【等級3相当:1.54W/(m2K)】
断熱材がほとんど入っていないお家とお考えください。今では、日本では許されない断熱性能です。
断熱性能が明確化されたのは少し前。言い方を変えれば、数年前に建てられた家で断熱等級3のお家はかなりあると考えられます。

【等級5相当:0.60W/(m2K)】
最低限の断熱性能に+αした性能です。太陽光パネルを乗せた場合のZEHも、このレベルです。2030年にはこの性能が最低基準になる予定です。

【等級6相当:0.46W/(m2K)】
付加断熱や高性能サッシを採用すると出てくる基準です。これからは、この等級の性能は欲しいところです。

【等級7相当:0.26W/(m2K)】
この等級7は、等級6よりもグンと性能が上がります。ここまで上げようとすると工事費用もかかるのでコストパフォーマンス的には悪くなります。等級5の半分以下のエネルギーでお家を暖冷房できる性能がある事になります。

【等級4相当:0.87W/(m2K)】
今の最低基準と思ってください。ただ、この性能のお家を建てているところは少ないと思います。

削減率は、等級5と6はほぼ同じ16%くらい

等級5と6を見比べると、14%〜17%野中と削減率はほぼ同じです。要するに、長生きするということ。

等級5になると、しっかりと断熱材が入っていて、ほぼペアガラス仕様になりますので空調機器を利用すれば十分快適に住むことができるようになります。

何が違うかと言えば、各部屋の温度差や冷暖房にかかる費用などです。

私の会社、エスホームの事務所は等級4に値しますが、空調を入れればどの部屋も暖かくできますし、夏は涼しいです。ただし、温度差が激しく空調を入れていない部屋は快適とは程遠いです。

等級7は、もっと長生きに!

等級7は、削減率が20%を超えています。等級5・6から5%近い削減がされています。

私の感覚としては、等級5・6とさほど変わらないかと思っていたのですが、これだけ差が出るとは思いませんでした。

これは、前にも説明した各部屋の温度差が大きく影響していると思います。
断熱等級7まで性能を上げると、各部屋の温度差がグッと減ると思いますので。

特に冬、部屋の温度差は体にこたえますよね。それが少なくなることで、体の負担も大きく減らすことができるようになるのです。

実際に、昨年お家を建てた当社の社員も、体が楽になったといっていました。そのお家は等級6ですが温度差を減らす工夫をしているので、同じような効果を得られたのではないかと思っています。断熱等級7ありきではなく、工夫をすることで同じような効果も期待できると思います。

40代以上は、要注意!

年齢による削減率のデータも見てみましょう。

意外ですが、40代以上はほぼ横並びですね。

と言いますか、70代で減っているし。

私の感覚でもあるのですが、50代、60代は無理をしてしまう人が多いように感じます。それがこの数字に表れているのではないでしょうか。

特に、50代で体を壊して入院してた、という話はよく聞きます。という私もその一人なのですが。

部屋の温度に気をつけましょう!

ここで提案したいのは、部屋の温度に気をつけるということ。

意外にも、暖房器具を使わずに寒いと思いながら生活をしている人が結構います。

ある程度の室温を期待すると、断熱等級7くらいまで上げて、なおかつ太陽光をしっかりと中に入れて温めてあげないと暖房を使わないで部屋の温度をキープするのは難しいです。
ただ、この場合にはカーテンを閉めてはいけないなど生活の制限も設けてしまうので、期待するだけの暖かさになるのは難しいです。

また、北側にあるお部屋は、日が当たらないと断熱性能を上げても温まりません。ある程度は上がりますが、生活できるレベルでもある20℃以上にはなかなかいきません。

「断熱性能が上がったから、大丈夫だろう、、、」
とは、残念ながらならないのです。

快適に、健康的に過ごしたいのであれば、暖かい空気が効率よく動く方法を考えたり、空調設備をしっかりと計画することが大切なのです。

参考文献

「JKK住宅環境研究所 高断熱住宅が脳血管系疾患による健康損失期間を17%削減する可能性を確認」
株式会社住環境研究所/2025年02月18日