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栃木県建築士会の講習がありました。テーマは断熱関係です。
栃木県は冬季死亡率が一番高くて25%と、慶應大学の伊香賀先生のデータで話題になりました。このデータは平成26年、2014年に公表されています。
当時随分と話題になり、今でもこのデータを用いられることが少なくありません。
なかなか書き換えられないと思っていたのですが、建築士会の研修で、新しいデータを見ることができました。
冬季死亡率、最近のデータ
こちらが、新しいデータです。
2022年から2024年の3年間平均の死亡率データです。

1位が、山梨県になっていました。それも、25.7%と増えています。
栃木県はというと、8位になっています。というデータを見ても、改善したのかどうかわからない値です。
不思議なのは、この10年間くらいで山梨県でも暖かいお家が増えたはずなのですが、冬季死亡率が上がってしまっているということです。
山梨県は、2014年のデータで23.4%(正確なデータがないので、おおよそです)くらいですから、2.3%も増えてしまっています。
2番手の愛媛県も、死亡率が25.0%を超え上がってしまいました。前回は23.0%でしたので、2%も上がっています。
今回の研修ではその原因についての説明をすることはしていません。
私の考えとしては、高齢化率が上がったためかと考えています。
脳卒中などの死亡数は、交通事故などよりもずっと多いと言われています。
それを防ぐためには、断熱を良くして空調を効かせ温かくすることが大切です。
窓の内側に、もう1枚窓を入れる方法も効果的で、補助金も出ます。
少しでも不幸な事故を無くすように、工夫をして防ぎましょう。
銀杏並木
会場の「宇都宮市文化会館」の前には、綺麗な銀杏並木がありました。

掃除のことを考えると、恐ろしくて仕方がありません、、、誰がやるのでしょうか。

