「建築物の改修における建築基準法のポイント説明会」に参加してきました。
今年は、建物改修のための法律が大きく変わりました。
どうなったのかというと、改修をするために今までは必要なかった確認申請をしなければいけない場合が多くなってしまったという事です。
特に、外壁、屋根、階段を、半分以上張り替えるような工事をする場合には確認申請が必要になります。
確認申請が必要になるという事は、その建物全体を現在の法律に適合させなくてはいけないのです。
これは困りました。
今まで、補修できた建物の確認申請を通そうとすると莫大な改修が必要になってしまうからです。
いつか、説明会があればと思っていたのですが、東京で開催されるとのことで参加してきました。
「建築物の改修における建築基準法のポイント説明会」
色々と話を聞いたのですが、前に書いた内容自体はほとんど変わっていません。
現在の法律に合わない古い建物の改修は難しいままでした。
ところが、それだけではありませんでした。
内容にもよるのですが「見た目大丈夫そうだったら、そのままで良いよ！」という文言が含まれたのです。
よく意味が理解できなかったため質問をしに行って、初めて理解できた内容でした。
これは、説明をしてくださった方も「大変な譲歩」だと言っていました。
へ〜、と思ったのですが、このような内容については
「建築士の方々で良く見て、責任持ってね」
という事が多いのです。
行政としては、簡単にした分逃げも作っているのでしょうね。
とにかく、今年からリフォームや建物の改修が難しくなった面があります。
リフォーム工事も増えています。
しっかりと精査して、対応をさせていただきます。
