Contents
ふと気がついたのですが、「○○に行ってきました!」が多いですね。別に、遊び回っているわけでは無いのでご安心ください。
さて、今回は「北欧のあかり展」に行ってきました!
北欧のあかり展
北欧のあかり、といえばPH5を思い出す方も多いのでは無いでしょうか。もう、テレビでも、展示場でもよく見るアレです。
今回もそのPH5を中心に展示してありました。
下の写真を見れば
「あ〜、あれか!」
と思い浮かべる方も少なく無いのでは無いでしょうか。
(これは似ていますがPH5ではありません。)

サスティナビリティを考えたPH5
メジャーになり過ぎた感もあるPH5ですが、珍しい物もありました。
それがこちらです。

表面が荒っぽいのが分かりますでしょうか。
これは、製造時に傷などがついてしまったPH5の塗装を剥離して、素地そのままの風合いを出して販売している物なのだそうです。
最近では、廃棄するときに分別などしなくても良いように材料を選んでいるそうですよ。
日本の照明は、う〜ん、金属やプラスチックなど、分別しにくい物がほとんどですね。この部分の考え方は随分と違うようです。
ポスターも凄い!
ポスターも凄いのがありました。
これを見てください。

光がどのように拡散していくのかを表したポスターです。
今でしたら、このような線を引くのはCADでできるかもしれませんが、制作当時はまだコンピューターの無い時代。
このポスターは1928年にPHランプのカタログ用に作られた物だそうです。
アアルトさんの照明も!
PH5も人気ですが、ここ数年アアルトさんの注目度も高いですね。

アアルトさんの照明もしっかりと置いてありました。
実は、これらの照明は今でも発売されています。カタログで見るだけではわからない光の優しさを実感することができました。
照明と家具のゾーン
たくさんの照明が飾られているコーナーもありました。

ここは照明だけではなくて、家具にもこだわっています。
下の写真の
椅子は、アルネ・ヤコブセンがデザインしたドロップチェア。。
テーブルと椅子とも、フリッツ・ハンセン社にて1958年に発売されました。

なんと、67年も前のデザイン。今でも、フリッツ・ハンセン社の物を購入する事ができます。
似たものも多いので、ご注意ください。
和の雰囲気にも合う北欧照明
北欧の照明が日本でも人気なのは、和風や木造の建物によく合うためだと思います。

実際に、伊礼さんが設計した谷口工務店さんのモデルルームには、多くの自然素材が用いられ、北欧デザインの照明器具も採用されているそうです。
照明は、一つの部屋に3〜4台利用すると雰囲気が良くなる
お家の雰囲気を写真のように雰囲気良くしたいのであれば、一つの部屋で3〜4台の照明を置くことをお勧めします。
それらにより、お部屋の立体感を出すことができるようになります。
一つ一つの照明が明るすぎると雰囲気を壊しますので、それほど明るい照明を選ぶ必要はありません。全体的に暗めにはなりますが、それもまた良し。
とわ言え、人によっては暗く感じてしまう方もいらっしゃいます。
例えば、子供に勉強をさせたいと思っているお部屋を3〜4台の照明で雰囲気作りをしようとすると、勉強中の子供にとっては暗いと感じてしまうでしょう。
また、オレンジ色の光の照明(色温度で2400K)で本などを読もうとすると暗く感じる事があります。
できれば、4000K以上(かすかにオレンジ)の照明をお勧めします。
ちなみに、エスホームのお客様とのお打ち合わせブースは5000K、色あわせブースは4000Kの照明を利用しています。
事務所も5000Kです。このくらいになると、オレンジは感じられなくなります。
実際に、どのように利用されるのかでも照明を考えることは大切です。
イメージだけで進めてしまうと、後悔することになるかもしれませんよ。
アアルトの照明が!
会場は、日本橋高島屋。
初めて行ったと思いますが、会場がわからず建物を歩き回る羽目に。
アアルトの照明が見えたので、
「やっと見つかった!」
と思ったら、レストランでした。
さすが日本高島屋。レストランの照明にアアルトの照明をたくさん利用していたのでした。