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私の出身地、鹿沼市。
鹿沼市で毎年開催されている秋まつりは国指定重要無形民俗文化財で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、由緒あるお祭りです。
こちらに出る屋台は200年の歴史がある屋台が残っています。「動く日光東照宮」とは言い過ぎかもしれませんが、1日中でも眺められる屋台がたくさんあります。
それらの屋台が鹿沼に繰り出すのです!
今回は、夜に行ったのですが、私が夜の秋まつりに行くのは多分初めて。さて、どのようなお祭りになっているのでしょうか。
下田町の屋台にいきなり遭遇!
車を止めて、歩き出したら出会ったのが「下田町」。こちらは1862年に製作されたそうなので、162年前になりますね。
少し暗い街を、ゆっくりと進んで行きました!
雨が降っていたのか、屋根にはビニールシートがかけてあります。木製ですから、雨は厳禁です!
街は、真っ暗、、、
少し歩いたのですが、街にはお祭りをやっているような雰囲気はありません。
所々に提灯が飾ってあります。
寂しい、雰囲気なのですが、、、、
屋台がぶっつけ!
足利銀行の方に向かうと、何台かの屋台が集まっていました。
このように、屋台が集まってお囃子を競い合うのを「ぶっつけ」と言っています。
この周りには、人が随分と集まっていました。
でも、なんとなく様子が変。
後で知ったのですが、鹿沼では強い雨が降ったので「ぶっつけ」が中止になっていたそうです。
先程の下田町の屋台も、帰って行く途中だったのですね。
屋台の曲がり方!
これら屋台、タイヤは木製で真っ直ぐにしか付いていません。と言うわけで曲がれません。さて、どのように街中を巡るのでしょうか。
ちょうど良く、曲がる所を見ることができました。
1、曲がる準備
交差点の中心に屋台を止め、曲がるための準備をしています。下に潜っている人も。
2、木の棒を差し込みます!
屋台の後ろ側に、太い木の棒を差し込みます。その棒に体重をかけて、
3、屋台の後ろ側を持ち上げます!
差し込んだ棒に体重を欠けて、大きく傾けさせます。これで、ガッ!と回して行くようです。
近寄れないので詳しくはわかりませんでしたが、なかなかの迫力でした。
重いものですからかなりの力が入りますが、丁寧に扱われているのもわかりますね。
この方法は古来のやり方だそうです。
最近は、ジャッキであげて回しているところもあります。
麻苧町!
麻苧町の屋台にも出会いました。こちらが建造されたのは1857年。下田町と同じ頃ですね。
作るのに242両かかったとのこと。現在の貨幣価値をChatGTP君に聞いてきたところ「2,420万円〜7,260万円」くらいと答えが出ました。今では作れる人も少ないでしょうから単純に比較はできないと思いますが、当時としても大変な金額だったのでしょうね。
それらを、鹿沼という小さい町(当時は村?)の人たちがお金を寄せ合って作ったのでしょうか。お祭りにかける力もすごかったのでしょうね。
今宮神社もさぞ賑わっている!
秋まつりの中心は今宮神社。もともとは、今宮神社の雨乞いがお祭りの始まりだそうです。
ここに屋台が集まるので、さぞ賑やかなのかな、と思って行ってみたのですが、、、
人はまばらで、何もやっていませんでした。
この辺りは、あの宮崎駿さんが疎開していた時に遊んでいたそうです。
屋台以外にも見所が!
屋台や、出店ばかりに目を向けていると見逃してしまうものがあります。例えばこれです!見事な龍の天井画です。見事ですね!!
やはり、このような雰囲気はカッコいいな!
人、人、人!鹿沼にもこんなに人がいるんですね!
プラプラ歩いていたのですが、びっくりしたのはここから。鹿沼市の街中にある道の駅に行ったのですが、ここが凄かったです!
出店に、人、人、人!!
そこから大通り沿いを南に向かって歩いて行ったのですが、人、人、人!
鹿沼市の夜のお祭りに、こんなに人が集まるなんて!
ぜひ、あなたも来年は行ってみてください!