三重県の森大建地産さんと言えば、建築業界ではかなり有名な注文住宅の会社です。パッシブハウスにも力を入れていて、飯塚豊さんの設計した建物の工事などもされています。
あの松尾先生からも指導を受けていて、今回は松尾先生の新しい冷房方式をいち早く見学させていただけるということだったので三重県津市まで見学に行ってきました!
多分、三重県に行くのは初めて。鈴鹿サーキットから車で15分くらいの場所でした。
三重県の森大建地産さんのお家!
森大建地産というと、飯塚先生の建物も建てている関係からか外壁に板張りのイメージがありますが、今回は違いました。塗り壁です。キレイに塗られていますね。
この壁は断熱材の役目も持っている優れもので、松尾先生はよく利用しています。
松尾先生の説明から!
今回も、広い範囲から見学にいらしていました。
まずは松尾先生の説明から始まります。今は、温湿度計を見ながら湿度が低いという事を話しているところです。
このお家は、松尾式の空調でも最新の方式を採用しました。どのくらいの効果が出るのか、松尾先生も興味津々だったようです。
結果としては、かなりの除湿能力が見られました。一般的にエアコンで除湿した場合、夏場は絶対湿度で14g/m3を切るくらいなのですが、今回は10g/m3を切っていたようです。
よく利用される相対湿度とは違う単位を使っているのでわかりにくいかもしれませんが、かなり凄い値なのです。
新しい松尾式システム!
新しい松尾式のシステムは、ここに納められています。階段を上がった小屋裏部分。
除湿をするための新しいシステムの心臓部がこちら!と言っても詳しくはお見せできないのでボカシを入れさせていただきました。まだ最終調整ができていないようなのでもう少しスッキリとすることになるかと思います。
話は聞いていたのですが、なかなかの設備ですね。
松尾先生の場合、最近注力しているのがエアコンの汚れについて。
少しでも汚れないように、また掃除しやすいようにシステムを組み立てています。エアコンは出来るだけ自分でクリーニングできると助かりますよね。
単純にこのシステムを真似したからといって、うまくいくものではありません。
特に今回は、いつもと違う幾つかのことをしています。
なので、色々と写真もあるのですが、掲載できるのはほんの一部になってしまいました。
除湿のポイント!
ここ数年、空調の話題は除湿をどのようにしていくかでした。
なんとなく聞いていても、それがどうしてそのように効果があるのかよく分からず、モヤモヤが続いていました。
この夏には何ヶ所かの見学をさせていただき学んだとで、それらのことから除湿のポイントの一つがわかりました。
このお家で実践されていたのがそれです。
室温を下げると女性の方などは寒くなってしまい住みにくくなってしまいます。除湿をすることで、温度を下げずに快適な空間を作る、それを実践できたお家になっていました。
飯塚さんのような方のお家もつくり、松尾先生のようなシステムも積極的に採用していく。
これだけでも、多くの優秀な方が声をかける「森大建地産」の能力の高さがわかります。