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私のブログでは食べ物屋さんを紹介する事はあまりないのですが、とっても素敵だったので紹介させていただきます。
その名は「ぼたん」。
東京の神田にあります。
きっかけは、資金計画のことなどを教えてくれている岡崎先生が、懇親会で連れて行ってくれたことでした。
さすが岡崎先生、いいお店を知っています。
鳥すき焼きの「ぼたん」
場所は、秋葉原から神田川を渡った西の方。
驚くような建物があり、そこが「ぼたん」でした。
東京の真ん中にこのような古い建物があったことにビックリ。戦火にも巻き込まれずに残ったそうです。
貴重ですね。
創業は明治30年頃
創業は、明治30年頃、なのだそうです。
HPにそのように書いてあります。
お店では、138年と言っていたような、、、。昔すぎてはっきりしないのかもしれないですね。
この建物は、昭和初期に建てられました。
最近は昭和が流行っていますが、それよりもずっと前の昭和です。
どれだけ補修したのかわかりませんが、結構しっかりしています。
看板がおしゃれです。
玄関正面には、坪庭があります。
少しでも明かりを取り入れるのと同時に、風情を感じさせてくれます。
迷路のような廊下を進み、階段を上がった2階の廊下。
今ではこのような間取りはありませんが、以前はこのように部屋と外側窓の間に廊下があるのが普通でした。廊下と部屋の間には障子が入ります。障子というと薄い紙1枚ですが断熱効果があり、冷えを塞いだのでしょう。
私の生まれ育った鹿沼のお家もこのような間取りです。今でも一部が残っています。懐かしい作りです。
炭は備長炭
トイレをお借りしようと思ったら、珍しい瞬間に遭遇したので写真を撮らせていただきました。炭も、このようにくべているのですね。
きっとこの建物ができた戦前からの変わらない風景なのでしょう。
こちらの炭は、備長炭だそうです。直接焼くわけではないのですが、やはり温まり方が違うのでしょうか。
というわけで、お一つどうぞ!
というわけで、懇親会が始まりました。
この鍋と、配置がまた良いですね。
日本酒が合いそうです。
残念ながら、私は車の運転があったので飲めませんでした。
懇親会というと、くだらない話をしたりしているような印象があるかもしれませんが、この人たちはいたって真面目に仕事の話をしています。
左が岡崎先生、右が森下さんです。
今では少ない建物
食事をし終わった帰り、部屋を撮らせていただきました。
このようなお店って、落ち着くんですよね。
隣の部屋だったでしょうか、お一人でいらしている方もいらっしゃいました。このようあの店にさっとこれる、カッコいいな。
こちらの建物は「都選定歴史的建造物」に指定されています。
補修も大変かと思いますが、さりげなくしっかりとされています。上手ですね。
宇都宮には、このような和風の建物が少なくなってしまいました。お店でとなると皆無ではないでしょうか。私が知らないだけ?
新しい建物もいいですが、このような伝統も残せるといいですね。
後継
このお店、神田「ぼたん」の後継さんは、若い女将さんでした。ご両親がこの「ぼたん」をされていたそうです。
とっても爽やかに対応をして下さいました。ご主人と一緒に「ぼたん」を守っていくそうです。
近くにも、古い建物がありました
すぐ近くにも、同じような古い建物がいくつか残っていました。
神田「いせ源」
あんこう鍋を食べさせてくれるそうです。
暖簾を揚げたのが193年前!
以前の店舗は大正12年の関東大震災で全焼、昭和5年に建て直されました。
こちらも「東京都選定歴史的建造物」に選定されています。
神田「竹むら」
昭和5年(1930年)創業の甘味所です。
春から夏は、あんみつ、氷しるこ、秋から冬は、揚げまんじゅう、粟ぜんざいが好評とか。
作家、池波正太郎も通ったそうです。
2階建てに見えますが3階建。どのようになっているのか、わかりませんね。
こちらも「東京都選定歴史的建造物」に選定されています。
神田「まつや」
調べていたら、もう一つ有名なお店が出てきました。
それが「神田 まつや」。
お蕎麦屋さんです。
創業は明治17年。
神田「まつや」さんも、池波正太郎さんが通っていました。家が近かったのでしょうか。
けっこう混んでいるらしく、午後3時から5時頃は比較的空いているそうです。
近くには、よく来ていたのに!
この辺りは、秋葉原から歩いてほんの数分。
秋葉原には学生の頃から何度も来ていたのに、このようなお店があるなどと全く知りませんでした。
建物も良いですが、今は感じられない風情が残っている世界。
また、行ってみたいですね!