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気仙沼まで、この日は800Kmくらいは走りましたでしょうか?
雪あり、海あり、今年もなかなか楽しいドライブになりました。
さて、気仙沼のホテルに入りましたが、素泊まり。
食事付きにはしていません。
と言うわけで、スマホで夕飯のお店を探しました。
今では、日本中どこでも同じようなお店がありますがそれだけは避けたい。
と言っても、食べ物にこだわりのない私です。
こだわりがないのではなくて、大体ほとんどの食事は美味しく食べられる便利な味覚。
そこで、あっさり見つけたお店がこちらのお店です。
「福よし」
この「福よし」。
ホテルから車で5分ほど。
海の隣にあります。
あの料理マンガ「美味しんぼ 86巻」にも掲載されているのだとか。
主人公の山岡士郎が「世界一の焼き魚だ!」と言っていたとか。
お店の人もマンガに出ているそうですよ。
上の写真は、海側からみたところ。
入り口は、その反対側にあります。
1階部分は駐車場なので、どうなっているのかな〜、と入ってみると、、
下駄箱。
特に、受付もなく。
予約しないと入れないことも多いと書き込みのあるこのお店。
ちょっと緊張しつつ、階段を上がってみました。
2階には、もう一つ玄関がありました。
中に入ると、古民家の居酒屋風。
なかなか広いのですが、テーブルは少なめ。
コロナへの配慮でしょうか。
声をかけると、
「空いてるところ、座ってね〜」
的な感じで、声をかけられました。
左を見てみると、囲炉裏がチラッと見えました。
大きな囲炉裏のある「福よし」
そう、ここは焼き魚が世界一という「福よし」
世界一の焼き魚を焼いている囲炉裏があるならと、そちらへ向かいました。
その囲炉裏がこちらです!
大きな囲炉裏ですね。
美味しそうなお魚を焼いています。
右奥で女性が準備をしている席が私が座った場所です。
車でしたので、飲み物は烏龍茶。
メニューはお任せ!
さて、何が美味しいのかな?
メニューを見てもどのように頼んでいいかわかりません。
悩んでいたら、オススメのコースを紹介してくれました。
3000円から6000円まで。
予算に応じてお魚が変わります。
量はほとんど一緒と言っていました。
「世界一の福よし」としては、普通の価格ですね。
せっかくならと5000円のコースにしました。
お刺身と、イカの味噌煮
まず出てきたのは、イカの味噌煮。
私がイカ好きと分かったのでしょうか。
運ばれてきてから温め始め、イカが白くなったら食べられます。
イカが柔らかくて、とっても美味しい!
お刺身は、程よい厚み。
ワサビと生姜で食べます。
このお刺身も美味しかったな〜。
左上の小鉢は、たしか、大根、でした。
たしか。
お店の人も気軽に声をかけてきてくれます。
一人でフラッと入った者としては、楽しいひと時でした。
焼き魚は「ヒラメ」
メインイベントの焼き魚は「ヒラメ」でした。
結構大きい!
皮はサクサクで、身はふっくら。
とても美味しくいただきました。
「福よし」では「きちぢ」と言う赤い魚が有名だそうです。
「『福よし』にきたら、絶対外せない」と言う人がいるほど。
「きちぢ」も食べたかったな。
とっても気さくな店主
お仕事が落ち着いたのか、店主がカウンターでお客様と一緒に飲み始めました。
お知り合いが2人、食事に来ていたようです。
この店主、とても器用。
下のキレイなホヤのランプは、店主が作ったのだそうです。
編んであるカゴも、店主が作っているそうですよ。
こちらも、店主が作ったそうです。
隣には「福よし」のために兵庫からきたお客様
私の隣に座った2人は、「福よし」のために兵庫からわざわざ来たのだとか。
この2人は「きちぢ」を頂いていました。
「魚を食べた後には、お茶漬けにしても美味しい、」とか話が漏れ聞こえてきます。
店主の知り合いには、芸能人の知り合いも多いそうです。
直接名前は出されませんでしたが、イギリスの劇へ招待してもらったこともあるそうです。
ミシュランも!
ミシュランも来ているそうです。
有名なお店だから、当然なのでしょう。
ところが、このお店はミシュランに載ることはありませんでした。
その理由は、調査に来たミシュランの方の気持ちにもあったようです。
なんと、調査員が店主に言ったそうです。
「このお店は、ミシュランに載せない方がいいですよね」
調査員の方が、ミシュランに「福よし」を掲載することにより、「福よし」の雰囲気を壊してしまうのではないかと、考えてくれたようです。
店主の答えも
「載せなくていいよ」
あらためて掲載してもらう必要も、
見栄を張るつもりもないのでしょう。
私が行った時には大丈夫でしたが、
予約が必要な時も多いそうです。
とっても美味しい、楽しいお店でした。
お店の前の防波堤には、イルミネーションが飾られていました。
もう少し歩くと、漁船も停まっています。
「福よし」は、津波の被害に有った海のすぐ近くに建て直されました。
お魚と、海と一緒に生きていく、という覚悟の現れなのでしょう。