石巻市牡鹿半島の「鮎川」と言っても、多くの人は「どこ?」となるのではないでしょうか。
ところが、私にとってはとっても大切な思い出の場所なのです。
ここ数年行っていなかったので、久しぶりに行って来ました。
「鮎川」は、漁船の街です。
ここから、色々なところへ漁へ出航します。
なぜか、船を見るとワクワクするので港が好きでもあります。
ただし、船酔いもしやすいので乗るとなると慎重にもなってしまいます。
こちらでは、ホタテの養殖もやっています。
ものすごく美味しいホタテです。
私は、貝に体質が合わないのか食べないようにしているのですが、ここで採れたホタテは大丈夫なのです。
鮮度が違うのでしょうか。
クリスマスプレゼントを贈る活動のきっかけは、この街の方の一言から始まりました。
石巻の方から「支援物資が欲しい」と言われたのが、2012年秋。
何度か石巻と宇都宮を行き来していました。
その時に、こちらのホタテをいただいたのです。
お話を聞いていたら、そのホタテを養殖している方にこども園へ通っているお子さんがいることがわかりました。
そこで、ホタテのお礼にとクリスマスプレゼントを贈ることを考えたのです。
こども園の子供達全員に。
その方に渡してくださるように依頼したのですが、言われた言葉が、
「なら、西村さんが直接渡しなよ!」
でした。
まったく予想外だったのですが、面白そうと乗ってしまいました。
なら、サンタクロースのカッコをしないと、子供達をがっかりさせるかも、
と言ってもサンタクロースのコスチュームは無いですし、届けるのは翌日の予定です。
時間は、すでに夕方でした。
どうしよう???
となりましたが、こんな時のドンキホーテ!
助かりました。
サンタクロースのコスチュームを購入して、翌朝早くに出発したのです。
クリスマスプレゼントは、初めての冬の東北ドライブ。
なんと、福島では雪が降り事故渋滞、石巻へ行く途中もほとんど車が動かず、思いっきり遅刻してプレゼントを届けることができました。
帰りにも、石巻のトンネルの中で渋滞、やはり事故が起きていました。
まあ、そんな初めてのプレゼントでしたが、それが思いのほか楽しく翌年からも続けているのです。
と言うわけで、私が今まで東北への旅を続けられているのは、この鮎川の方のおかげなのです。
あの一言が無かったら、東北へ今は行っていなかったと思います。
港を見ると、以前よりも船が増えたように感じました。
私が来ていた頃は、まだ港を再建している途中だったんです。
海もキレイですね。
ちなみに、この近くに金華山があります。
お寿司屋さんとかで見たことありませんか?
「金華山の○○」とか。
もう、この辺りでブランドなのです。
ところで、この辺りのホタテなどの漁師山はどうされているのでしょうか。
北海道の方は報道されていますが、この辺りの話は全然無いですよね。
こちらの方と付き合うことで、ホタテは自然との戦いだけでも大変と知ったのですが、政治問題にまで翻弄されているとしたら、、、、
また、美味しいホタテが食べたいです!