少しの差でこんなに違う、土地価格上昇率と価格

土地の価格はどのように違ってくるのか、疑問な点は多々あります。

3月末に公表された公示価格を元に、考えて見ましょう。

宇都宮駅の東側に、土地価格上昇率の1〜4位までが入っているので、地図に落として見ました。

番号が、地下上昇率の順位です。
1位が同率で2つあるため、2位はありません。

宇都宮の土地の地図

1位は、駅東の北側に集まっています。
上昇率は3.8%です。

要するに、今最も人気がある場所と言っても過言では無いでしょう。

価格も結構します。

公示価格からわかりやすいように坪単価を大雑把に逆算して見ます。

11万円(m2単価)×3.3124(坪単価への変換係数)×1.42(公示価格と取引価格の変換係数)=51.7万円/坪

結構な金額ですね。

実際には、物件自体が出てこないので、なかなか取引実績は少ないと思いますが、それにしても高いですね。

3位は、駅東の少し南側。
上昇率は、3.3%です。

こちらも、坪単価を計算して見ましょう。

12.4万円(m2単価)×3.3124(坪単価への変換係数)×1.42(公示価格と取引価格の変換係数)=58.3万円/坪

でした。

実は、土地価格で比べると、1位の土地よりも6.6万円も高いのですね。

距離的にもそれほど離れていないように思いますが、これだけの差が出ていました。

ただし、1位の土地(2つの内の片方)と、3位の土地は、両方とも南面道路です。
その分でも、少し割高なのでしょう。

4位は、2つある1位のちょうど中間地点。
上昇率が2.7%です。

11.3万円(m2単価)×3.3124(坪単価への変換係数)×1.42(公示価格と取引価格の変換係数)=53.1万円/坪

となりました。

この土地は、通り沿いなので住宅向けでは無いと思いますが、これも1位よりも高いのですね。

土地は、1点物なので価格がバラバラ

土地の価格が高くなる原因として、他に変えられる物が無いと言う事です。

例えば、実家隣の土地を希望される方は多いのですが、なかなか都合よく手に入りません。

売ってくれると言う人がいたとしても、売りたくて売るわけではありませんので、それなりに高くなりがちです。

香川県で知り合いの工務店社長に聞いた言葉で、
「隣の土地は、倍の価格でも買え」
と言うのがあります。

これは、仕事に関する土地の場合のためと思いますが、それだけ土地の価格、価値は人によって違って来てしまうのです。

 

余談ですが、地下上昇率の1位にはマンションが建っていて知り合いがそこに住んでいます。
「マンションの販売価格とかは上がってるの?」
と聞いたところ、価格が上がっていると言う実感はないそうですが、売ってくださいと言うチラシは多いそうです。

 

土地の価格などはなかなかわかりにくい性質だと思います。
土地探しをする際には、少し気になる物件がありましたら見てその相場を知ることも大切ですよ。

 

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