宇都宮市若草 自邸 基礎下の断熱材を敷きました!

今回の基礎工事のメインの一つ、それが基礎下断熱材です!

一般的に基礎下は「砕石」と言って砂利ですが、こちらには断熱材を敷き込みます。

なぜかと言えば、床下エアコンにする場合床下にエアコンの暖かい空気を送り込むわけですが、基礎下から熱が逃げてしまうからなのです。

どのくらいかというと、エネルギーの40%になるというデータもあります。

ただ、結構費用もかかるので実際にやることはまだまだ少ない工法です。

今回、自邸なので実験も含めて基礎下断熱材を採用することにしました。

材料は、ミラフォームDF3!
厚さは50mmです。

もっと厚い断熱材を利用しても良いかと思われるかもしれませんが、断熱材が浮いてしまう心配もあります。
そのような心配を無くすためにも、50mmにしました。

ミラフォームDFシリーズ!自体50mmまでしか無いのも、そのような理由があるのかもしれません。

ミラフォームDF3は、熱伝導率が0.028m2K/Wと高性能な断熱材です。

ミラフォームDF!

材料は、ミラフォームDFを基礎屋さんの要望で採用しました。
と言うのも、私が捨てコンの上に防湿シートを敷きたいと言ったところ、こちらを使用できないかと言われたのです。
試しにと、採用しました。

ボードの周りにフワフワしたものがありますが、それが防湿シートです。
0.15mmの厚さがあり、下からの湿気を防ぎます。
一般的には、ビルやマンションに採用する物です。

基礎下断熱材を貼り始め!

端から、基礎下断熱材を貼り始めました!

ここの配置をしっかりしておきませんと、余計な隙間ができてしまうので慎重に置いていきます。

平らな部分は、終わりました。

これから、地中梁の部分に入ります。

地中梁の部分は、斜めになっているので収まりが悪いのです。

そこで、細かく切って断熱材を置いていきます。

地中梁や外周部につきましては、収まりが悪いことが予想されたので先に防湿シートを捨て貼りしておきました。

地中梁の部分は、施工が難しい!

平らに敷く部分は、早く工事が完了したのですが、地中梁の部分は細かく切り分けて捨てコンに合わせなくてはいけないので手間がかかります。

もう、日も暮れてしまったので今日はここまで。
もう後少しなので、次の日に持ち越しました。

霜が降りていました!

次の日の朝、現場に行くと断熱材の上に霜が降りていました。

私が行った時には既に基礎屋さんが来ていて断熱材の施工をしてくれていました。

上から見るとなかなか壮観です。

キレイに貼れています。

基礎下断熱の効果が出ると嬉しいですね!

グリッドポストの位置を出しました!

今回の基礎の目玉第2弾!
それがグリッドポストです。

グリッドポストとは、基礎の立ち上がりを極力減らす工法です。

立ち上がりが無い分、コンクリートの束のような物を立てて柱などを支えます。

しかし、グリッドポストを立てる位置に鉄筋が重なってはいけないので、そうならないように位置を出しておくのです。

グリッドポストの位置がわかりやすいように、ボルトや鉄筋の位置をわかりやすく印刷した紙を貼っていきました。

紙が貼ってあるのがそれです。

最初は養生テープで貼っていたのですが、断熱材に残った露と風のせいで剥がれてしまったために、気密テープで貼り直しました。

実際に、基礎下断熱材を貼ってみての感想

実際に施工してみた感想を、備忘録として残したいと思います。

施工について

実際に基礎下断熱材を貼ってみての感想ですが、なかなか難しいところがあります。

特に、地中梁のように複雑な形になると、どうしても捨てコンと断熱材の間に隙間ができてしまうところがありました。

基礎と地面が密着しないことになるので、もう少し工夫が必要ですね。

防湿シートについて

防湿シートを捨てコンの上に施工することを考えましたが、普通に砕石の上でやれば良かったです。

捨てコンの上の方がキレイに貼れるかと思ったのですが、それ程差はないですね。

逆に、なんとなく収まりが悪いような感じがしました。

貼る範囲について

貼る範囲は、柱芯から455入ったところから貼り始めると収まりが良いです。

今回、材料を柱芯で計算して取ったので、結構な枚数が残ってしまいました。

この辺りも、図面(理想)と工事現場(現実)との差が出てしまったところです。

それでも、実際にやってみることが大切です。

学びの多い現場になっています。

色々とありましたが、やって良かったかなと思っています。

後で施工はできませんから。

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