宇都宮市の清原にある「栃木県産業技術センター」と言っても、知らない人は多いと思います。
私も何かの研修で行った事は有りましたが、実際に何があるかを知りませんでした。
今回、中を見学できる事になり、訪問して来ました!
成分を知ることができる測定器
長い廊下を歩いてついた部屋がこちら。
何台もの測定器が置いて有ります。
今回使う測定器はこちらです。
材料が何で出来ているかを知ることが出来る測定器です。
まずは、材料を挟み込みます。
緑色の物が今回測定する材料です。
さて、何でしょうか?
測定すると、このようにグラフで表示してくれます。
このグラフと、今まで測定している材料で、似ているグラフを探します。
それで、材料が何かを判断します。
実際にやって見るとわかるのですが、なんとなく似ているような、似ていないような。
少し差があるので、結構悩みました。
なんとか当たりましたが、難しいですね。
先ほど測定していたのは、今回案内してくださった方のお家にあったホースの断片でした。
電子顕微鏡は、30万倍の大きさに!
次に見せていただいたのが、電子顕微鏡です。
思ったよりもコンパクトですね。
ガパッと引き出して、供試体をセットする準備をします。
少し大げさな感じがしますが、供試体はとっても小さい物でした。
供試体を、真ん中の円盤の上にセットします。
測定中は、中を真空にするそうです。
モニターに映っているのが、拡大した画像です。
白黒で見ることが出来ます。
これは、髪の毛ですね。
この電子顕微鏡は、みている供試体の成分も知ることが出来ます。
メッキの断面を見る事も出来るので、しっかりとメッキがついているのか確認の依頼も多いそうです。
これらの設備は、栃木県の中小企業の人たちが利用できるように準備しています。
確かに、このような測定器はかなり高価ですから、このような施設があると栃木県にある企業の技術力も上がるのでしょうね。