昨日の関西空港冠水と連絡橋の破損には驚かされたばかり。
関西空港が閉鎖になるなんて、日本の経済にとっても大打撃と思っていました。
朝になって見ると、今度は北海道での大きな地震です。
それも、北海道全域での停電。
8月にあった関西での水害報道が少しは落ち着いたかと思っていたやさきの災害。
立て続けに起こっていると感じますね。
いったい、日本の気候はどうなってしまっているのかと考えてしまいます。
建物の構造計算をする場合には、2つのことについて検討します。
一つが地震、もう一つが風です。
特に最近心配なのは風です。
と言っても、構造についてではありません。
雨漏れが多くなるかもしれないのです
最近になっても、多くの家で雨漏れがされていると言われています。
これは構造に問題があり、雨漏れをしてしまっている場合が多いようです。
私がつくっているお家は、そうならないように考えています。
しかし、これだけ風が強くなると、今までの常識が通用しなくなってしまうようです。
省エネで有名な建築家の松尾さんも、今年は2棟ほど雨漏れしたとFBに書いています。
デザインを考えるのも大切ですが、雨漏れしにくい家の形をお施主様にアドバイスする事が今まで以上に大切になってきます。
北海道は地盤が弱いとテレビでは言っていました
確かに、地盤がらみで被害が大きくなっているところが少なく無いようです。
もともと多雪地帯でもある北海道の場合、こちらよりも建物は強く作られています。
そのため多雪地帯の場合には、建物自体の被害は比較的少ない事は予想されます。
ところが、今回の地震は熊本の地震と同じように、地盤がゆがんでしまっている場合が多そうです。
この場合、いくら家を強く作っても地盤が歪めば家も歪んでしまいます。
では、この事から何が学べるのかと言えば、地盤を強くする事が重要であるという事です。
今までは、家を強くすることに注目しているお施主様はたくさんいらっしゃいました。
そのような方でも、地盤を補強する事が必要だとわかるとがっかりされています。
東日本大震災の際には、地盤を補強したことにより家が守られたであろうことを経験しています。
家の強さだけではなくて、地盤をどうしっかりと作るかも大切なのです。
今年の3つの災害からも、家づくりの考え方が変わってくるかもしれません。