今、世界は貧困にあえいでいるのか?映画から読み取る。

今年、映画の話題は「パラサイト 半地下の家族」。

カンヌのパルムドールを取り、アカデミー賞にも6部門でノミネートされています。

カンヌとアカデミー賞の両方で話題になるのは、なかなか珍しい、のではないでしょうか。

そんな「パラサイト」、早速見てきました。

内容については、書きません

映画を見ると、私は必ずと言って良いほどプログラムを購入します。

その最初の方に監督からのお願いが書いてありました。

「ストーリーについては話さないでほしい」と。

話しても、最初の設定ぐらいにしてほしい、と言っているので書きません。

まあ、それはそうですね。
私も、映画の口コミを読みますが、大切なところを書かれていてガッカリしたことがあります。

基本的なところはいいと言っているので書いてみますと、
「失業して貧困に喘いでいる家族がいて、お金持ちの家に入って仕事を見つける、」
という内容です。

もちろん、それだけで済むわけはないのですが、なかなか凄い内容になっています。

気になった事は、そこではありません。

ここのところ、カンヌでパルムドールを取っている映画の主題は「貧困」が多いのです。

「貧困」は、世界に広まっている

ここ数年の間に、カンヌのパルムドールを取った映画を見てみましょう。

  • 2019年 「パラサイト 半地下の家族」(韓国)
  • 2018年 「万引き家族」(日本)
  • 2017年 「ザ スクエア」(スェーデン・デンマーク・アメリカ・フランス)
  • 2016年 「私は、ダニエル・ブレイク」(イギリス・フランス・ベルギー) 
  • 2015年 「ディーパンの戦い」(フランス)

2017年の作品は見ていないのですが、他の作品は幸いにも見ることができました。

どれも、驚くほどに「貧困」を描いています。

「ディーパンの戦い」は社会的な背景が大きいのでそれだけではありませんが、貧困の一種と言っても良いでしょう。

まずは、ヨーロッパに始まり、日本、今度は韓国。

「貧困」が世界を回っている、と感じられます。

日本はいつからなのでしょうか?

「貧困」は見えないようにすることが多いでしょうから、気が付かないことも多いのでしょう。

私が子供の頃は、時代が進み世の中が良くなれば、誰もがある程度の生活をおくれるようになるかと思っていました。

戦争も減るのではないかと思っていました。

残念ながら、そのような未来にはなっていないようです。

気がつかないうちに広がってしまっている状況なのかもしれません。

半地下も、一つの記号?

今回の映画「パラサイト」は、半地下に住んでいる人を描いています。

半地下、昨年の映画でもありましたね。
「天気の子」

あれも半地下でした。

半地下=貧困、とまではいかなくても、半地下を描くことで階級や貧富の差を表すんですね。

「パラサイト」はとても濃い映画ですが、誰でも楽しめる映画ではないです。
それらの点を考慮して見にいくのは、とても良いと思います。

それにしても「ソン・ガンホ」

それにしても「ソン・ガンホ」は良い俳優ですね。

私が好きな韓国映画には大抵出ています。

と言いますか、他の俳優をほとんど知りません。

20年前の「JSA」とかも好きでしたね。

ちょっと見、ただのおじさんみたいなのですが、存在感がありますよ。

このての映画の話を書くのは難しいですね。

問題が大きいですし、内容は書けないですし。

でも、家づくりを通して家庭の資金や経済に関わることの多い私としては、無視をできない事なのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA