写真などでは何回も見ているけれど、行った事がない建物は沢山ありますね。
今回は、あのフランクロイド・ライトが設計した「明日館」に行って来ました!
「フランクロイド・ライト」は、帝国ホテルなどを設計した、
世界的に有名な20世紀の代表的な建築家です。
宇都宮市民としては、大谷石を多用した事で知っている方も多いのではないでしょうか。
日本には、私の知る限り3ヶ所の建物が残っています。
その一つが、池袋の駅から歩いて10分の場所にありました。
池袋には近くに住んでいた25年近く前にも何度も行っていたのに、こんなに重要な事を知らなかったのです。
今回、建築関係のセミナーがここで開催されると言うので参加しました。
「明日館」とは1921年に作られた、自由学園の校舎です。
戦時中は、東京の空襲の被害も受けずに残りました。
入り口には、可愛い門扉がお出迎えしてくれました。
雪が残っているので、建物がよりキレイに見えます。
フランクロイド・ライトのこの形はプレーリースタイルと呼ばれます。
大草原に似合うような、水平性を大切にした形です。
玄関に入ると、建物の大きさからは考えられないくらいの低い天井。
これも特徴の一つです。
最近の建物だけを見ている人は、違和感を感じるかもしれませんね。
ホールは、喫茶室になっていました。
この椅子が意外に低い。
このホールには、下のような絵も書いてあります。
建物の修復中に発見されて復元したそうです。
暖炉も建物の中に数カ所あります。
イベントとして年に数回火を着けるそうです。
暖炉も柱にも大谷石。
大谷石が沢山使われています。
驚くべきことは、
耐震補強した時に、大谷石の部分だけはいじる必要が無かったそうです。
それにしても、大谷石がキレイですね。
下の写真がホールの反対側です。
ホールへの入口ですが、あえて天井の高さを抑えています。
そこから、吹き抜けとなった開けた空間が繋がっています。
上にも部屋があり、今は資料の展示室となっています。
資料のスペースにも、大谷石とデザインされた照明がありました。
写真も多くなってしまいましたので、続きは次回へ!
次回は、教室や食堂を紹介します。