トヨタ産業技術記念館の「自動車館」、興味の引かれるものがたくさんあったので、今回もご紹介します!

TOYOTA ESV

この車、見た事ありますか?

う〜ん、私も見たことがありません。
説明も「準備中」とかで無し。

でも、便利な世の中になりましたね。
スマホでサッと調べて出てきました。
この車の正体。

実はこの車、車の安全性能を研究するために作られたのだそうです。
なので、発売はされていません。

中には、あの人が乗っています。

この車は発売されませんでしたが、1973年8月にモデルチェンジしたコロナ(RT100型)以降、この車で開発された安全技術を取り入れたそうです。

TOYOTA 2000GT

今でも、トヨタと言えばこの車なのですね。

宇都宮で走っている所を一度だけ見たことがあります。
信号待ちしている時だったのですが、興奮してしまったことを覚えています。

目の前で見ると思ったよりも小さい、と言う印象です。

お土産屋さんに行っても、2000GTのグッズがたくさん発売されていました。

私も、子供に2000GTのTシャツをお土産に購入。
このTシャツには2つの特徴があります。

  1. 絵柄が蓄光になっていて、暗いところで光る
  2. 子供用で一番大きいのを購入したが、子供には小さくて着れないらしい

いつの間に、そんなに成長したのだ。

近年の車も

車がたくさん展示してあるわけではないのですが、近年の車もちらほら展示してあります。

意外にも、宣伝色は無かったです。

車の組み立て

プレス

何トンとか、見てくるのを忘れてしまいましたが、プレス機械が何台も展示してありました。

音を立てながら動いているのは、迫力があります。

溶接

このロボットは、スポット溶接をしてくれます。
ウィンウィン、動いていました。

ロボットの品番が「BX100L」。
調べたら、川崎重工製でした。
外部インターフェースは「USB、イーサネット、RS-232C」。
結構お馴染みのものが使われているのですね。

車の組み立て

車の組み立て風景も展示してあります。
下に2枚の写真を並べてみました。
トヨタが初めて作った車の製造風景と、今の車の製造風景です。

AA型の組み立て

この時代から、ボディーを吊り下げてシャーシに組み込んでいます。
後ろに並んでいる車を見ると、すでにラインの中で作られていることがわかりますね。

今の車の組み立て

今の車の組み立ては、自動でやってくれるようです。

この組み立て風景も、きちんと動いて見せてくれます。

このように比べてみると、1936年当時の技術をより知ることができます。
戦前ですからね。

設計図を書いていた道具

またまた面白いのが、こちらの展示です。
設計図を書く方法の移り変わりを展示していました。

1935年頃

1935年ですから、トヨタAA型を開発した頃。
初めて車を設計した時の机です。

T定規を使っていたのですね。
私も、大学の時にはT定規を使っていました。
30年ほど前の話です。

計算機も展示してありました。
左下の黒い物体です。
確か、数字をセットしてダイヤルを回して計算するものだと思います。

その隣にあるのが計算尺でしょうか?

硯も置いてありますね。
カラス口やペンで使っていたのでしょう。

この辺り、とても興味があったのですが閉館時間が迫っていて、ゆっくり見れなかったのが残念です。

1955年頃

1955年、初代クラウンが開発された頃にはドラフターが使われていました。
平行定規と違って、縦横が常に維持されいつでも書けるようになっている優れものです。
学生の時は、私の友達も使っていました。

グオーン、グオーンという動きがカッコいいのです、が、
維持されるはずの水平と垂直がずれてくるのがたまに傷でした。

今は事務所に製図板はありませんが、20年くらい前までは1台はあったものです。

このドラフターの凄いところは、台が油圧式で上げ下げできるようになっているところです。

図面台をそんなに上げ下げすることがあったのか不思議なのですが。

製図板よりも、この足の部分の方が高価そうに見えるのは私だけではないでしょう。

1985年頃

セルシオが発売された頃になるとCADも使われ始めたようです。
懐かしい雰囲気です。

この時代になると、机の上が急に殺風景になりますね。

設計に関しては、建築と同じくらいか、少し進んでいるように感じました。
基本的には、線を引くという同じことなのですが、線の引き方などの細部は違っていそうです。

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