コロニアルの寿命は何年くらい?

屋根に多く使われているのがコロニアル。

薄い板状の屋根材です。

最近は、ガルバニウムも多くなってきましたが、今でもコロニアルが採用率は一番多いようです。

屋根材で心配なのは「寿命がどのくらいあるのか?」と言うことではないでしょうか?

今回は32年経った屋根と、17年経った屋根がどのようになっていたのかを見ていただきます。

32年経ったのに屋根は大丈夫!

32年経った建物は、前回のブログでも紹介したこちらです。

鹿沼市晃望台にある、人気のネイルサロン「モンロー」さん!

32年経った屋根をご覧ください。

少し汚れがありますが、ダメと言うほど古びれている印象はありません。

多少、コロニアルの上に苔みたいなものがありますが、それほどでもありません。

もしかすると、屋根勾配を急にしたのが良かったのかもしれません。
と言っても、急な屋根はお勧めしません。
メンテナンスがしにくく、点検や補修中の事故も発生しやすくなるためです。

実際に、この屋根に登ってみたのですが、割れることもありませんでした。

何枚かは動いてしまっていたコロニアルもありましたが、補修すれば問題なさそうです。

32年も経ったので、大きな補修が必要かと思いましたが、今回は塗装で仕上げることにしました。

板金の部分はサビが多くなっていますね。
この部分も、塗装すれば大丈夫でしょう。

屋根を洗浄しました!

屋根塗装をする前に、屋根についた埃などを落とすために高圧洗浄をしました。
車を洗うような感じです。

水圧があるので、最初にあった塗装も落ちてしまいます。

この上に塗装をします。

築17年のお家の屋根がこちらです!割れました!

築17年目の屋根塗装依頼をいただいたのですが、思わぬハプニングが起きました。

こちらの写真をみて下さい。

屋根材のコロニアルが割れてしまっています。

割れているのは、屋根材の先端の方が多いですね。

割れた理由は、塗装する前に太陽光パネルを外してもらったのですが、太陽光パネルの業者さんが外すときにコロニアルに乗って割ってしまったようなのです。

念の為説明しておきますと、
このお家の太陽光パネル施工会社は、当社の会社ではなくて、お客様がご自身で探され設置した会社です。

とは言え、思ったよりも割れているとお客様も感じたようでした。

お施主様から「このままでは不安だ」と言う話をいただき、屋根の補修をさせていただくことになりました。

屋根補修は、ガルバニウムで!

屋根補修の方法はいくつかあります。

このコロニアルを葺き替えるの一つの方法です。

今回は、この屋根の上にガルバニウムの屋根材を被せる方法を採用しました。

長い目で見ると、それが一番となったのです。

その写真がこちらです!

キレイに貼ってありますね。

この上に太陽光パネルを再度乗せることになります。

と言うことは「この屋根に穴を開けることになるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

いえ、穴を開けないで太陽光パネルを設置します。

どのように行うのかと言えば、この板金に金物で引っ掛ける方法です。

太陽光発電パネルメーカーによっては、この方法は保証対象外になってしまうので注意が必要です。

コロニアルの強度には、バラツキが多かった

今回の2棟を比べると、17年前の建物よりも32年前の建物の方が、屋根材はしっかりとしているように見えます。

実は、これは間違いではないかもしれません。

と言うのも、この20年くらいで屋根材の強度に大きな変化があるようなのです。

最近では、かなり安定してきているようです。

「グラッサ」と言う、今までのコロニアルよりも色落ちがしにくいタイプもあります。
厚みも標準のものより少しは厚くなっています。

エスホームの事務所も、この「グラッサ」を採用しています。

価格は、思ったよりもかからないと思いますので、採用されるのも良いでしょう。

屋根や外壁は、環境や作り方によっても汚れや劣化の仕方が大きく変わってきます。

それらを予測するのはとても難しいのも事実です。

「傷みが出てきているような気がする」
「汚れが出てきた」
と言う時には、ご相談をお願いします!

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