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とうとう始まりました。
「先進的窓リノベ事業」
の補助金受付スタート!
何がすごいって、その申し込み詳細が発表されたのが、申し込み受付と同じ日!!
まいど毎度、もう少しやり方ないのでしょうか。
全く準備ができません。
お客様にも、業者にも負担とギャンブル性がありすぎの補助金。
今回は、今まででも一番危ないと言われています。
その理由は、補助金の最高金額が200万円なのも理由の一つです。
補助金額200万円「先進的窓リノベ事業」とは?
「先進的窓リノベ事業」とは、窓のリフォームをするときに国から補助金が出る制度で、2023年3月30日から受付をスタートしました。
今回の補助金のすごいところは、補助金の最大金額!
なんと「200万円」!!
すごいですよね。
200万円ですよ。
この200万円の対象は「窓」に対するリフォームのみ。
どのような内容なのか、ざっくりとお知らせします。
「先進的窓リノベ事業」対象の工事は、以下の4種類
- ガラス交換
- 内窓設置
- 外窓交換(カバー工法)
- 外窓工法(はつり工法)
1と2は既存の窓につけたり交換するだけなのでそほど費用はかかりません。多くの方はこの2種類を利用されると思います。
3と4は、あまり一般的な方法ではないのですが、こちらの方法を選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。今の窓を利用しない方法で費用もかかり気味です。
「先進的窓リノベ事業」の補助金額は?
「先進的窓リノベ事業」の補助金額は、工事種類と窓の大きさによって違います。
工事ごとの詳しい費用は「先進的窓リノベ事業」のホームページを見ていただくとして、今回は一番多いと思われる「内窓設置」の性能区分S(Uw1.5以下)について説明します。
窓の性能区分 | 内窓のサイズ | |||
---|---|---|---|---|
大(L) | 中(M) | 小(S) | 極小(X) | |
S(Uw1.5以下) | 84,000円 | 57,000円 | 36,000円 | 36,000円 |
大(L):2.8m2以上・・・幅が1.6m(畳くらい)の掃き出し窓
中(M):1.6m2以上2.8m2未満・・・幅が1.6m(畳くらい)の腰窓
小(S):0.2m2以上1.6m2未満・・・洗面脱衣所やトイレにある窓
極小(X):0.2m2未満・・・幅40cm×高さ50cm
施工する窓の数に、サイズの補助金がくを掛けると補助金額総額を知る事ができます。
下に、表を作ってみました。
計算まではしてくれませんが、参考にしてください。
窓のサイズ | 窓の数(A) | 補助金額(B) | 補助金合計(A×B) |
大(L) | 84,000円 | ||
中(M) | 57,000円 | ||
小(S) | 36,000円 | ||
極小(X) | 36,000円 | ||
総合計 |
結構な補助金が出る事がわかりますね。
ここまでは良いのですが、申請方法に問題があります。
大アリなのです。
問題が大きい補助金申請申し込みの仕方
さて、ここまでは良いのですが、補助金の申請の仕方に問題があります。
申請の申し込みをするのに、必要書類があります。
それが問題です。
その書類の一つが、工事を開始したという写真です。
1枚、出せばいいのですが。
簡単そうに見えますが、そうではありません。
その理由は、補助金が有限だという事です。
窓リノベのご契約をしてから、窓工事がサッシメーカーに発注されます。
それから工事が始まるまで1〜2ヶ月ほどかかります。
この期間が怖いのです。
もし、この契約から工事が始まるまでの間に補助金の予算が終わり、補助金が出ないとなってしまったらどうなるのでしょう。
最後の方には、そのような事例が多発するのではと言われています。
このような、補助金が出ないということは今までもあり、問題になっていました。
それでも補助金額が契約金額よりもずっと少なかったのでまだ良かったのです。
今回の補助金は、契約金額に対して補助金の金額が半額以上になる事が珍しくありません。
お客様によっては、補助金を当てにして窓のリフォームを考えていた方にとって大きな問題になってしまいます。
会社に保障して欲しいと言っても、今回の補助金は窓リフォームの利益よりもはるかに高額な金額です。
施工会社は、契約すればするほどリスクが大きくなってきます。
国も、このことがわからない筈はありません。
あの予算を見ておけば、十分と考えたのでしょうか。
ちなみに、今日の補助金消化率は4%です。
50%を超えた頃や後半には、急激に消化率が上がりますので、注意が必要です。
下の写真は、LIXILのインプラスという製品で、HPからお借りしました。
危なっかしい補助金ではありますが、上手に利用しましょう。