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私は今、仮住まい。
のはずが、すでに2年を超えてしまいました。
家族の中では
「仮住まいのはずなのに!」
と言われていますが、、、
まあ、そのような話は終わりにしましょう。
今の住まいはマンション
その仮住まいは「マンション」
築10年以上経ったマンションです。
マンションに住んだ事など無かったので、この機会にと住んでみました。
「住めば都」
と言いますか、私はどこにでも住める性格なので、そこそこ便利。
でも、どうしても馴染めないことがありました。
それが「換気扇」
換気扇で快適性が全く変わる!
換気扇と言いますと、それほど気にならない設備かもしれません。
台所とお風呂と焼肉屋さんのイメージが強いかも。
今は、それだけではありません。
お家の中では24時間動かさなくてはいけません。
回しっぱなしです。
法律で定められています。
シックハウス対策のため、です。
24時間、ずっと換気扇を動かしっぱなしにすると、お家では換気扇に何を採用するかだけで快適性がガラッと変わってしまいます。
それを「仮住まい」で実感しました。
0度以下の空気が家の中に!
下の写真を見てください。
「仮住まい」の吸気口のをサーモグラフカメラで撮ったものです。
撮影したのは2021年2月3日午前7時半頃。
吸気口の中の温度は「−3度」。
気象庁発表の気温は−1.2度。
中の方が温度が気象庁発表より低い理由は色々とありそうですが、それは別な時に。
吸気口の中が−3度ですから、入ってくる空気もそれに準じた温度になっています。
想像してみてください−3度の空気が、常に家の中に入ってきているとしたら。
「今の技術で、そんな事無いだろう!
断熱性能も高くなってきているんだから!」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この換気扇を標準で採用しているお家は今でも多いようです。
なぜ、寒い第3種換気扇を採用する?
では、なぜこの第3種換気扇を採用している会社が多いのでしょうか?
簡単にいうと、安いから。
換気扇にもたくさんの種類があります。
単純に空気を入れ替えるものから、機能性の物まで。
いくらでもお金をかけられれば高性能な換気扇も付けられるのでしょうが、それはごく一部の人です。
それに、住宅会社は少しでも自分達が発売しているお家を安く見せようと努力します。
だから、この換気扇を採用するのです。
そもそも、換気扇の説明などしていないのかもしれません。
説明義務にもならない
お家の断熱性能を建築士は説明することが法律で定められました。
今年の4月から行われます。
ところが、快適性を左右する換気扇については説明義務はありません。
話にも上がっていません。
知らないうちに、この寒い換気扇を使っているお家は多いのです。
吸気口の周りも冷えてしまう
もう一度、サーモグラフカメラの写真を見てください。
下の方にある丸いところは、私のベッドの頭にある板の部分です。
どのような状況の部屋かわかりますか?
なんと、私が寝ている頭の上にこの吸気口があります。
冷たい空気がずっと入って頭の上に降り注いできますので、まともに寝ていられるわけがありません。
吸気口の周りが冷えているのがわかりますね。
冷たい空気が下の方へ流れているのもわかります。
換気扇の寒さを防ぐ方法!絶対 効果的!
そこで、寒さを防ぐ方法を考えました!
これです!
吸気口を養生テープで塞ぐ。
完璧です。
よかった、これでゆっくり寝れます。
なわけありません!
これは法律違反です。
絶対に真似してはいけません。
寒くならない換気扇
では、寒くならない、寒くなりにくい換気扇はないのでしょうか?
あります。
それが「全熱交換」機能を持った換気扇です。
結構昔からあるのです。
この換気扇。
俗称で「ロスナイ」と言われることもあるので、聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
(「ロスナイ」は、三菱の換気扇の製品名なので、一般的に使いません。)
私が建てさせていただいたお家は、15年以上前からこのタイプの換気扇を使っています。
そうなのです。
そんなに昔から、いや、もっと昔からあるのに今でも使っていない会社も多いのです。
どのようにすれば住みやすい環境を作れるのか、もう一度確認してくださいね。
そして、健康的な生活をしてください!