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時計を買うと、温度や湿度を表示してくれるものが増えてきました。
私もお家の温度を調べたいと思い工夫をしたのですが、うまくいきません。
と言うのも、精度が悪すぎるのです。
例えば、家庭菜園や観葉植物用に販売されている温度計を何台も購入し、温度を調べようとしたことがあります。
費用も結構かかりました。
しかし、これは大失敗。
温度がバラバラすぎるのです。
同じ場所において温度を調べると、最大3〜4度くらいの差が出ていました。
これでは比較することは無理です。
測定装置も販売されていますが、めっちゃ高価。
2ヶ所計るだけでも数万円かかってしまいます。
それに、センサーを好きなように設置できません。
「ならば、自分で作ってしまえ!」
と言うことで、自分で作ってみました。
自作の「環境測定装置」
その「環境測定装置」がこちらです。
とりあえず4台並べてみました。
事務所の各部屋をはかるために量産したのです。
メインの表示は「温度・湿度・大気圧」
白い表示部分は「有機EL」を採用しました。
さすがに見やすいですね。
- 「T」は「温度」
- 「H」は「湿度」
- 「P」は「大気圧」
を表示しています。
それらの下には、日時を表示しました。
時刻は「NTP」から読んでいます。
説明:「NTP」とはネットにある時間を教えてくれるサイトです。
IPアドレスも表示
下についていてる小さな液晶は、IPアドレスを表示します。
この環境装置はネットにもつながっているので、離れた場所からも見れるようになっているのです。
便利、便利。
小さな赤い部分がありますが、あれはLEDです。
外部からデータを見に来ると光ります。
センサーは「BME280」
大切なセンサーは「BME280」を採用しました。
前からこのセンサーを使っているので慣れているためです。
このセンサーもたまに変なのがあるので、チェックをして誤差の少ない物を選んでいます。
拡大表示している2台の温度差も「0.2度」に抑えられています。
今回のプログラムでは、大気圧の表示をおかしいと感じる時がたまにありました。
温度が低いと、大気圧が極端に下がるのです。
ネットで調べたら「大気圧が極端に高く表示されていた」と言う方もいらっしゃいました。
ここは、もう少し確認が必要かもしれません。
会社では5台稼働中
現在、事務所では5台の「環境測定装置」を動かして、快適な環境とはどのような環境かを考えるきっかけにしています。
休み中、事務所は暑かった
夏季休暇中も、事務所の温度を見てみました。
誰もいなくて、エアコンもついていなくて、換気扇だけが回っている状態です。
その時の温度は、
- 1階部分:約32度
- 2階部分:約35度
でした。
2階部分の35度は、なかなか厳しい温度です。
と言うのも、PCなどの機械類は、動作保証が35度までな場合があるのです。
サーバーとかを動かしているかたは注意が必要ですね。
快適な温度は、27〜28度
仕事やお打ち合わせ中、何度くらいが快適なのでしょうか?
これらも実際の温度を見てみるとわかります。
- 27度〜28度
でした。
ただし、温度の感じ方は、男女や年齢によっても違います。
皮下脂肪の多さによっても違ってくるようです。
ご夫婦が寝室で揉める一番の理由は、この温度にも関係しているようです。
たかが温度ですが、とっても大切なのです。