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宇都宮の環状線から、日光街道を北に向かうと白バイが練習をしている場所があります。
それが「栃木県警察 機動センター」。
見学をさせていただきました!
「こういう者です」
テレビや映画では何度も見ていましたが、本物を見るのは初めて。
警察手帳。
ガッチリした皮のケースに入っています。
上のボカシを入れているところには、その方の写真と名前に番号などが書いてありました。
「御用だ!」
今は「御用だ!」とは言いませんね。
犯人を捕まえた時に使うのがこれ。
「手鎖」です。
おもちゃの手鎖は何度も遊んだことがありますが、これは本物。
おもちゃの手鎖だと、真ん中の鎖が切れそうで気を使うのですが、これはそのような心配は無用です。
「付けたら痛いのかな?」
と思っていたのですが、思った以上に丁寧な作り、いい仕事をして作られています。
角とかもきちんと取られていて丸くなっているのです。
やはり、おもちゃの手鎖とは違いますね。
「上からも見張っているぞ!」
なんとも大サービス!
県警のヘリコプターまできてくれました!
私の世代だと、ヘリコプターの音を聞くとどうしても「地獄の黙示録」を思い出してしまうのですが、あの音とは随分と違います。
ヘリポートは、宇都宮の自衛隊滑走路を利用しているのだそうです。
この「栃木県警察 機動センター」にも降りられるようになっています。
ただし、降りる時には50mくらいは離れていないと危ないそうです。
確か、10人乗り。
お値段は、8億円。
ホンダジェットが約5億円ですから、結構高価ですね。
犯人追跡はもちろん、緊急時にも活躍してくれるのだそうです。
「そこの車、止まりなさい」
白バイ隊も、ここにいるのでデモンストレーションを見せてくれました。
排気量は1300cc、重さは300kgを超えるバイクなのだそうですが、ヒラヒラと運転していきます。
「もう少し排気量を減らしてでも、軽いバイクの方が楽ではないですか?」
と質問をしたら
「大きい方が力があって良い」
との回答が。
「間違えません」
信号を見て進行方向を変える訓練です。
一定速度でコースに入り、信号が青の方に進みます。
「まてまて〜〜〜!」
と言うわけで、私も白バイに乗せてもらいました。
やけに嬉しそうにしていますね。
乗った感想は、意外とシート(椅子)のクッションが良くて座りやすいと言うことです。
乗りっぱなしだと、大変かとは思いますが。
白バイ隊の方が直接いろいろと教えてくれたのですが、長袖の上に、中にも何か着ているようで見る見る汗がシャツにしみてくるのがわかります。
暑い中、大変なお仕事ですね。
「そこの車、止まりなさい」part2
今度は、覆面パトカーです。
警察では、何か特別な呼び方があるのかと思っていたら、同じく「覆面パトカー」と呼んでいました。
私は残念ながら乗ることはできませんでした。
お世話にならないように、気をつけます。
覆面パトカーに積んである道具
覆面パトカーには、いろいろな道具が積まれています。
それが、これ。
注目したのは「FLIR」の測定器。
表面温度を画像で観れる測定器です。
エンジンがかかっていたかとか、見るそうです。
上の写真だと右下に、下の写真だと真ん中あたりにあるのがそれです。
エスホームでも「FLIR」の測定器は持っているのですが、それよりもずっと小さいタイプでした。
多分、こちらの方が隠密行動がしやすいのでしょう。
「お前の車は動かない」
下の写真に写っている道具は何に使うかわかりますか?
なんと、エンジンを動かなくしてしまう道具なのだそうです。
こんなのがあるのですね。
初めて見ました。
もちろん、犯人を逃さないために使うのですよ!
それでも、怖いです、、、
これも本物を初めて見ました。
防弾チョッキです。
被ってみると、ずしりと重い。
打たれても多少は大丈夫なのかもしれませんが、やはり怖いでしょうね。
役に立たないことを願っています。
「これで犯人を特定してやる!」
指紋を見つける体験もさせていただきました。
銀色の粉を、フサフサで空き缶にポンポンと付けていきます。
そうすると、見事に指紋が浮き出てきます。
この銀色の粉は相当軽いらしく、いつの間にかカメラにもかかっていました。
「足跡も見逃さないぞ!」
足跡もしっかりと探します。
写真だとわかりにくいのですが、透明な粘着性のあるシートに足跡を付けて、見やすいように黒いシートの上に貼り付けます。
写真ではわかりにくいですね。
何度も使えるものではないはずなのでもらえるのかと思っていたら、しっかりと回収をしていました。
何か、特殊加工がされているのかもしれません。
以上で見学は終了です。
とっても勉強になりました。
ちょうど練習があると言うことで、演奏を聴いてきました。
「音楽も聴いていけ」
あの建物の一番上にはこんなに立派な音楽室がありました。
イベントの時に警察の方が演奏するために定期的に練習をしています。
みなさん、現役の警察官です。
楽しそうに演奏しているのが印象的でした。
警察官というのは、想像できないような大変な事もあるお仕事です。
これからも、気をつけて頑張ってください!