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さて、長らくお伝えして来た山梨の報告も、今回が最後。
最後は「中村キース・ヘリング美術館」
「キース・ヘリング」と言っても「誰?」と思う人もいるでしょう。
世界的に有名な方で、マンガのような、チャカチャカした絵を書いている人です。
Tシャツとかにもなっていますね。
名前は知らなくても、あのTシャツを見ると「あの絵の人か!」と思うでしょう。
これだけ有名な方ですが、なんと31歳でエイズにより他界しています。
と、キース・ヘリングに注目が行きそうですが、
この美術館の建物にも注目です!
設計したのは「北川 原温」(きたがわ あつし)さん。
「中村キース・ヘリング美術館」では賞を4つもとっています。
- 村野藤吾賞
- アメリカ建築家協会JAPANデザイン賞
- 日本建築家協会日本建築大賞
- 第66回日本芸術院賞受賞
と、いかにも知って見に言ったように書いていますが、実は見たときには知りませんでした。
見ながら思ったのは「面白い建物だな〜」と言う事。
実際に、絵よりも建物に興味を持ちながら鑑賞して来ました。
と言うわけで、早速紹介します。
写真撮影OK!
この美術館は、写真撮影がOKなのです。
(一部、ダメなところもあります)
と言うわけで、1000円払って入場です!
通路を通っていくと、あ〜、来たなこれ!
と、思わせてくれる絵や壁に床。
子供には見せにくい絵も結構ありました。
下の写真が、メインのホールです。
Tシャツなど、小さな絵ばかり見ていましたが、大きな絵や彫刻があることに驚きました。
この美術館は、名前にある「中村」さんが館長をしています。
中村さんは、薬品関係の一部上場企業「シミックホールディングス」のCEO。
ちょっと見るとヘンテコな絵や彫刻に見えますが、仲がいい雰囲気がたっぷりと出ているように感じます。
下の、赤と黄色の2人は、酔っ払っているようにも見えますが、何か楽しそうです。
この雰囲気がいいですね。
この絵、写真だとわかりにくいですが、現物は巨大です。
このホールの、空間と天井のつながりが気持ち良いです。
多くの天井は、ドーム状に膨らんでいますが、ここは下がっています。
その、下がっているところを外からも見ることができます。
進んでいくと、増築したスペースがあり、ここにはマンガが飾られています。
不思議なマンガです。
マンガの空間を通り過ぎると「ミュージアム・シアター」に出ます。
イベントとかも開催しているようです。
この、壁のギザギザな感じが好きですね。
左には、カフェがあるのですが、このギザギザと、カフェのシャープな感じが、それぞれを引き立てているようです。
「中村キース・ヘリング美術館」は、下記からHPを見ることができます。
http://www.nakamura-haring.com
ホテル キーフォレスト
「中村キース・ヘリング美術館」の隣に新しく出来たホテルが「キーフォレスト」
このホテルも「中村キース・ヘリング美術館」と同じ「北川 原温」さんが設計しています。
なんとも、ヘンテコな、でもまとまっている不思議な形です。
コンクリートの打ちっぱなしと言う、なんとも無機質な感じですが、自然にも調和しているのが不思議な感じです。
大きなホテルではありませんが、一度泊まって見たいですね。
ホテル キーフォレストのHPは以下から見ることができます。
鹿沼市の「ナカニシ新本社R&DセンターRD1」
今回は、「北川 原温」さんの特集となってしまいました。
最近では鹿沼市にある、世界的な医療機器の「ナカニシ」の「ナカニシ新本社R&DセンターRD1」を設計しています。
建物の写真は、下記HPからご覧になれます。
http://www.japan.nsk-dental.com/news/photo-gallery/new-r-and-d.html
なかなか面白い建物なので、ぜひご覧になってくださいね。
私が撮影した写真を掲載する場合には許可を取ってからにしてください。
個人宅が掲載される事も少なくないので、勝手に利用することを許可するわけにはいきません。
よろしくお願いします。