オンとオフを上下階で分離こだわりの歯科医院併用住宅

2階に設けたワイドスパンのリビングはお子様が走り回っても余裕の広さ。梁を見せた構造とフローリングのウッディな空間が柔らかな印象。インテリアや建具、キッチンをダークなトーンでまとめることで落ち着いたテイストも加えた。

リビング正面に子供部屋と書斎。右奥のドアを出ると1階の歯科医院にもつながる階段に出る。トイレのみ出入りが気にならないようにリビングの外に配置した。大きな窓から陽射しもたっぷり。

ゴルフが好きだというご主人のためにシューズクローゼットの半分を土間にして色々な物が置けるようにしました。扉を閉めるとフラットな状態になるので玄関がすっきりした印象に。天井までの高さで収納量にも配慮しました。(エスホーム 西村社長)

診察台は3台と手術用が1台。通常7 ~ 8台置ける広さだが車いすの方にも配慮してゆとりのあるつくりに。各診察室を仕切ってプライベート感を大切にした。

梁出しや無垢材のカウンターなど木の温もりが漂う待合室。カウンター前にはマイナスイオンを発生し、消臭効果もある栃木県伝統の大谷石を。

診察台の奥の手術室。広めにつくられた他の診察台よりもさらに広いスペースをとっている。

家族用玄関の中に歯科医院への通用口を設置。住居スペースから直接、医院に出入りできる便利さとオンオフの切り替えを明確につけた。

キッチンは物を置きがちなカウンターをつくらずフラットタイプに。リビング側にも収納をつけ家具を置かない工夫を。

アクセントクロスのティファニーブルーが美しい子供部屋。リビングに面した位置にあるのでドアを開けておけばキッチンからでも目が届く。ベランダへの出入りもできるので洗濯物を取り込むときにも便利。

洗面脱衣室横にタオルや着替えをたっぷり置ける収納スペースを設けた。中が見えないよう引き戸を設けた。

正面にウォークインクローゼットを配置した寝室。エスホームのアイデアで写真左の壁のみアクセントクロスとしてクラシカルなダマスク柄を採用。

建物三方をベランダに。1階の広さを活用して一角は18畳の広さを確保した。夏はプールやバーベキューをする予定。天井の補強で風の影響を回避。

山森様ご家族と西村社長( 左 )。「 打ち合わせやメールのやり取りがていねいで、細かな要望も形にしてくれました」(ご主人)。

格子入りの窓枠と2階ベランダの柱で洋館風の外観に。写真左に家族用玄関、右奥に歯科医院の玄関を配置した職住分離のつくり。