オシャレと機能・快適性を調和させたお家
ウォークインクローゼットを縮小したことで、その分壁を奥にすることができ、空間を広げたリビング。使いどころに悩んでいた耳付きのパイン材もカウンターとして使い、印象的な壁になった。勾配天井、玄関のハイドアも広さを強調。重厚感のある大黒柱と三連柱は、ご主人が真夏にぎっくり腰を押して濃い色に塗装。リビングと和室の空間をやわらかく区切る役割を果たす。
標準でも高めの天井だが、リビング部分は勾配天井にして、さらに高く。広い空間を演出している。
将来、両親と同居する時には、ご両親の部屋にと考えている小上がりの和室。小上がりは座るのにちょうどいい高さにし、必要が生じたらスロープも付ける予定。押入れは布団が重ねられるように、棚などを設けていない。押入れの扉はここだけ趣を変えて、深みあるグリーンに。クロスも薄いベージュと趣をリビングとは変えて、リビングと趣を異にしている。
「私の定位置はここ」と奥様。「LDK、和室など全部見渡せて、子どもも見ていられる。人を招いた時は、お話ししながら料理できます」。
最初は、横一列でコンロ・シンクとダイニングも考えたが、長くなりすぎるので、平行に設置するⅡ型に。
Ⅱ型キッチンは、コンロを壁側に設置するものが多いが、アイランド側にと希望した奥様︒標準外から探してきてくれたが、思いの他コストは抑えられた。コンロ横の作業スペースは広く確保。高めの にしたいと言ったところ、手塚さんから「包丁持ってかぼちゃを切ってるところをイメージしてみて」と言われ、「ああ、90cmだと力が入らない」と気づき、5cm低くした。壁側はそのまま90cmだ。
キッチンカウンターには、最初からどこかに使いたいと考えていた厚さ2cmの大谷石を張った。意匠的なことだけでなく、「消臭効果、リラックス効果もあります」とご主人。朝食はキッチンカウンターで摂ることを考え広めの45cm を希望したが、「出過ぎると体重をかけた時に怖いですよ」と設計の中村さんに指摘を受け、35cm に。この幅でちょうどよかったという。
計画時はコロナ禍の中。帰宅後すぐに手洗いできるように玄関手洗いを設置。ご主人のこだわりで特注の手洗い鉢、竹を模した蛇口、上下に光るライト、下には玉砂利に大谷石製ピラミッドの置物。銀の玉はお子様が自由に配置した。お客様を迎える玄関飾りともなっている。
「玄関から LDK 直結」のスタイルに憧れたものの、手塚さんの「寒いですよ」の一言で、外気を遮る透明ドアを採用。写真右には、見学会を参考に採用したスリッパニッチを設けた。「靴などは多くないので、コンパクトにしました」という玄関。来客は多いので、上り框は横に広めにとり、一度に靴を履けるようにした。
右の脱衣室で脱いだものはカゴに入れて、左の洗濯室へ。
日頃、洗面の左右のドアは開けているが、来客時には閉める。「狭いと感じるかもしれませんが、左右を隠すと、トイレに行く時に正面に手洗いを認識できます。トイレの中に手洗いはないので、自然に手洗いに誘導できます」と目線と動線も考えている。
洗濯物はランドリールームで、洗濯機から乾燥機へ。乾燥機にかけられないものは干して、乾いたものは、ハンガーに掛けるか、カウンターで畳む。カウンターにはアイロン用のコンセントを設置。乾いた洗濯物、ハンガーに掛けたものは、ウォークインクローゼットへ。畳んだものは、脱衣室へも。花粉症のため、外干しは考えず、乾いたものを違う部屋で畳む手間を省いた。
脱衣室には着替えを置く棚を設置。「子ども自身でできるように」と子ども用の畳んだ服は低い位置に。「あまり重ねすぎるとかきまわして乱れやすので、少なめに置くようにしています」と奥様。
玄関のスリッパニッチを応用して、バスタオル
ニッチをつくった。種類と色を選ぶと、飾りに
もなる。「物の住所を決めておくと散らかって
いても、すぐに片付きます」と奥様。
ウォークインクローゼット、最初の計画からは写真左側の壁が 50cm ほど前に移動。手前右はハンガー掛け、左は2段のハンガーパイプと一部は長いものを掛けられるように1段に。収納力はたっぷり。「スペースをいかに削るかを考える場合には取り入れるといいアイディアかも」と奥様。お子様が自分で服を持ってこれるようにお子様の服は下の段に掛けている。
トイレの壁紙はご主人のセレクト。「水色とピンクが好きなんですよ。目をつぶって考えて、トイレはピンクがいいな」と。それをショールームで確認して決めた。
2階のトイレは落ち着いた色を選んだご主人。奥に腰壁ともう一つの棚を設けた。一つはトイレットペーパーを置けて、もう一つは飾り棚として活用できる。
2階の廊下。スペースがもったいないという話もあったが、「奥を子ども部屋として使うようになったら、秘密基地感覚で楽しむのかなと思いつくりました。気に入っています」と奥様。
子ども部屋は2部屋用意した。シンプルに白いクロスでまとめ、収納は扉は設けず、ロールカーテンで隠すことを考えた。
「部屋自体がベッドフレームみたいなイメージで」とつくった小上がりの寝室。ドアを開けると寝るための別空間に入り込む感覚、就寝への気分の切り替えができる。
窓側に棚を設置。メガネや携帯、リモコンなどを置くのに便利。
住んで 1 年目、2 年目の見学会を開催した時、説明係を買って出た奥様。考えて施工した部分が多いので、いくらでも語ることができる。1 時間の見学時間をオーバーしてしまっていたとのこと。
建物一体型のガレージは必須だった。「主人は濡れると不機嫌になるんです」(奥様)と、「カーポートがなぜか好きじゃないので」(ご主人)との理由から。近所の方々とのバーベキューは、雨の日も心配ない。ターフなどの準備も必要ないので、皆さんも喜んでいるとか。