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お家を建てた時に、多くの方が考え迷うのが家具。お家のデザインも重要ですが、どのような家具を置くかでも全く見え方、住みやすさ、満足感が違ってしまいます。
そこでおすすめしたいお店が、今回紹介する「キナルLABO」さんです。
場所は宇都宮市松原。ここは私の散歩コースでずっと気になっていたのです。ところが、私が散歩する日はお休みで、見る事ができませんでした。正直に申し上げると、何かのセレクトショップ程度と思っていた事もあります。ごめんなさい、、、
「これは行かなくては！」と思ったのは、取材をさせていただいたお客様が購入した家具と照明がとっても良かったのですが、聞いてみたらここで家具を購入したというお話だったから。
なかなか、栃木県内でこだわった家具を探すのは大変ですからね。かと言ってNetでは商品を確認できません。
というわけで、今回は家を建てたら行って欲しい「キナルLABO」さんの紹介です！
こちらが「キナルLABO」さんの正面。ここまでは何回も見たのですが、今回私は大切な物を見逃していることを知りました。
中に入ると、靴を脱いでスリッパで見せていただきます。
家具が少しと、お洋服が展示してあります。
外から見た時にも気になっていたのですが、どれも質感がとても良いものばかり。
食器なども展示してあります。これらも良いですね。
どのような食器を利用したらオシャレに見えるのか迷ったら、ここで購入してみましょう！それだけでお料理が美味しくなるはずです。（ならなかったらゴメンなさい！）
厳選して、誰もが利用できるような食器を揃えてくれています。
でも、このお店の本質はここではありませんでした。
お店の奥に入って、あ〜〜〜！と言いそうになってしまったのです。
ここまでは、ちょっとオシャレなセレクトショップなのですが、このお店の本質はここからです。外からは見えない奥にありました。
この部屋を見た時に、頭を切り替えるのに必死でした。こっち系だったのか！と。
上の写真をちょっと見ただけで、少しでも知っている方なら行きたくなってしまうと思います。
テーブルの展示も、キレイにされています。良いですね。
これらがどのような商品かというと、建築や家具の教科書に出てくるようなものばかり。もうデザインされて数十年経ちますが、今でも人気商品であり続けています。
というわけで、「キナルLABO」さんで発売されている代表的な商品を紹介させていただきます。
今でも大人気のCH24 通称「Yチェア」。
デザインしたのは「ハンス J. ウェグナー」さん。
なんと１９４９年に制作された椅子が、今でも大人気商品として世界中で使われています。
７０年以上も前の椅子です。
Yチェアの開発のきっかけは、ハンス J. ウェグナーの代表作でもある「ザ チェア」が高価であるため、もっとコストダウンした椅子として開発したそうです。
「ザ チェア」は、アメリカ・ケネディ大統領が愛用していましたことでも知られています。こちらも今手に入りますが、１００万円を超える価格がします。
Yチェアは、「ザ チェア」の約１０分の１位で購入することができるのですから、画期的だったのでしょうね。
あなたが座っても、椅子だけがあっても、美しく見えるように考えられた椅子です。
お客様のお家に置かれたYチェア。手前の白木の椅子です。
この照明も今でも大人気です。
展示場や、住宅雑誌の写真でも見ることがありますね。
下の写真は「キナル」さんの店舗。こんなに展示してあるんです！
デザインしたのは「ポール・ヘニングセン」さん。
発表されたのは１９５８年。
私も以前の家で利用していました。
実際に使ってみると、次第にその美しさに惹かれていきました。
照明というと、どうしても明るい光源が見えた方が明るく感じるかもしれません。しかし、それでは美しさが失われてしまいます。そこで、ポール・ヘニングセンさんは、全く光源を見えないようにつくりました。それも、間接照明で見られる反射されてたグラデーションを、PH５の傘のデザインの中に入れたのです。
実際に見てみると、デザインと作りがシンプルなことにも驚かされると思います。
ぜひ、実物をご覧になって下さい。
「HIROSHIMA」は、巨匠が何十年も前にデザインした椅子ではありませんが、これからの教科書に掲載されそうな椅子の一つです。
広島県広島市にある「maruni」（マルニ木工）さんが発売しています。
デザインには深沢直人さんも加わっています。
写真の右にギリギリ写っているのがHIROSHIMAです。外から見逃していたイスもこちらでした。
このHIROSHIMAは、あのアップル新本社に採用されて話題になった椅子なのです。ビジターセンターや、発表会場などで利用されているようです。これってとっても特別な事なんですよ。なぜ、これが特別なのかというと、アップルに世界中から来るトップクラスのプロダクトデザイナーが納得して座れる椅子でないといけないからなのです。その椅子に選ばれたのがこのHIROSHIMA。
この事を知った時には、日本人としても嬉しかった程です。
そして、このHIROSHIMAを、マルニ木工の製品を栃木県内で扱っているのは、この「キナルLABO」さんと、姉妹店の「vanilla」さんだけ。
ずっと探していたHIROSHIMAが、まさかこんなに近くにあったなんて「まじか〜〜〜！」と言いそうになってしまいました。
このHIROSIMAに会いに行くだけでも価値のあるお店です。
ぜひ、座らせてもらって下さい。
少し大きめで、ゆったりと寛げる事でしょう。
ぜひ「キナル」さんに行ってみて下さい。
大きなお店ではありませんが、とっても良い品を揃えています。
世界的に認められた、７０年以上も愛され続けている製品に出会うことができます。
私からすると、ちょっとした美術館のようです。
簡単に買えないような価格の物も少なくありません。
ですが、それほど高くない商品もあります。ぜひ、一つでも購入してみて下さい。実際に使ってみて初めてわかることもあるでしょう。長い間、満足して利用していただけるのではないかと思います。
下の写真が、エスホームのお客様のお家です。
ダイニング家具と、照明を購入されました。
実は、取材中にもこの照明が気になり、「良いですね。」とか話していたのです。
お客様に聞いたところ「キナルLABO」さんで購入したと教えていただきました。
良い物を使っていれば、他の人が見ても分かります。
上手にお付き合いできると良いですね。
「キナルLABO」さん。
場所は宇都宮市松原「木材会館」の1階！
ちょっとすると見逃してしまいそう。
木材会館と言いますと、硬い雰囲気が漂いますね。はい、建物全景を見ると少し硬めな印象です。
下の写真は、道路から見たところです。多分、この辺りから見ていただかないと分かりにくいと思います。
住所：栃木県宇都宮市松原2-5-21木材会館1F（google map）
営業時間：13：00〜17：00
定休日 ：水曜・木曜
