思ったよりも安い、外張り断熱の家づくり

エスホームのお家の断熱工法は、「外張り断熱」をベースとして施工しています。

外張り断熱とは、柱や梁の外側に断熱材を貼るので、それらからの熱の逃げが無いのでより効果的な断熱を期待することができます。

下の写真は、西村の自邸です。柱や梁の外側に断熱材を貼るので見えていませんね。

そして利用している材料は、ネオマフォーム!
ネオマフォームとは旭化成建材が開発した特殊な断熱材で、開発当時は飛び抜けて高い断熱性能を誇っていました。

当然ながら、外張り断熱材という工法も、外張り断熱材のネオマフォームも価格はそれなりにしてしまいます。

そのため採用する工務店は断熱にこだわっている会社がほとんど。それにまして、他の部分で費用をかけるので総じて価格も高くなってしまいます。

ある時、お客様に見学会で言われました。

「エスホームの外張り断熱は、思ったよりも安いね」

本当の話です。
エスホームの外張り断熱は、高性能なのはそのままに価格は一般的なお家と同じくらいを保っています。

それはナゼなのでしょうか?

エスホームの外張り断熱が安いのは、今までの経験があるかあら!

エスホームの外張り断熱が一般のお家と同じくらいの価格と他社に比べて安く建てられているのは、今までの実績があるからです。

実績とは、棟数が2025年1月時点で377棟と多いということだけではありません。

外張り断熱を少しでもお安く建て、安心して住んでいただけるように工夫をしていることです。

断熱工事にこだわっていると言っている工務店でも、外張りを躊躇しているところは少なくありません。

一般的には難しく、手間がかかるのです。

では、なぜエスホームは外張り断熱を工夫して安心して施工できるのでしょうか?

それは、まだエスホームが注文住宅を受けておらず、初めて建売住宅を建てた2004年に遡ります。

当時、エスホームはリフォームや競売物件の中古住宅の販売が中心でした。

建売でも外張り断熱!

当時、競売物件で土地や中古住宅を購入し再販するという業務をしていました。

そんな時に、競売で少し大きめの土地を購入することができたのです。

そこで、ミニ開発のようにして価格を抑えた建売を3棟建てることにしました。

その中でも大切にしたのが「快適な家にしたい。」という事。

家づくりの当初からそのような事を考えていました。

その時、お付き合いのあった建材会社の担当から教えていただいたのが外張り断熱のネオマフォームでした。

当時、外張り断熱は知っていましたが施工経験はありません。
施工経験のある大工もまだ殆どいない時代です。

何事もチャレンジが好きな私は、建売から外張り断熱を始めたのです。

当時、大工さんもブツブツ言いながら施工していました。
それでも、数棟建てていくうちに外張り断熱の良さに気がつき始めました。
兄弟にお勧めした大工さんもいたほどです。

左のお家3棟が、2004年に建てたお家です。

この写真は、初めて建てた3棟の建売です。
南側には学校があり、桜が見事なロケーションでした。
3つの横長の窓が見えますが、そこは吹き抜けになっていていつでも部屋を増やせるように工夫をしてあります。
換気扇は、当時から一種全熱交換の換気扇を採用していました。2004年からですから、住宅としてはかなり早い方でしょう。

内断熱と外張り断熱を比べてみた!

「本当に外張り断熱は優れているのか、ただ建材メーカーの売り文句ではないのか???」と私は少し疑っていました。

そこで、ある時に1棟は外張り断熱、もう1棟は内断熱(グラスウール)の建売住宅を並べて建てて比べてみました。

間取りは殆ど同じですが、外張り断熱の方が吹き抜けがあって条件は不利となっています。

どちらのが暖かいのか、結果は建築途中であっさりと出てしまったのです。

大工さんが
「こちらの方が暖かいね、作業もしやすいよ」
と言った家が、外張り断熱の方だったのです。

実際に今の基準で断熱性能を計算すると、内断熱の建物の方が高性能と出るはずです。

それでも、実際には外張り断熱の方が暖かいと感じることが出来ました。

これは、構造の差から来ているとしか考えられません。

この時に掛かった費用も大切です。
建売ですからそれほど費用もかけられません。

比べてみると、費用の大きな差はありませんでした。

これらの経験から、エスホームは「外張り断熱の家」に進んでいくことになります。

堅実な家づくをすれば、外張り断熱でも費用を抑えられる

家づくりを行うと、お金をかけることは簡単です。
あっという間に、数百万円のお金を使うことが出来ます。

特に、あれもこれもと取り付けたり、高価な材料を使い、性能も釣り上げて、普及帯の家を見て「そんなの家じゃない」とかいう建築家もいるようです。実際に、建売のような家を笑っているような人を見たこともあります。建築関係の雑誌や資料も、高価格帯のお家を取り上げた記事ばかりです。

私は「高価な材料を使い、バリバリ性能を上げなくてはいけない」とは思いません。
高価になってしまった責任は、建築家にもあるのです。

私は、それぞれの材料、構造などを上手に取り入れ組み合わせていけば、高価と思われている外張り断熱のお家でも一般的なお家と遜色ない価格で作ることができる事を知って欲しいのです。

家づくりの費用が上がってしまった昨今。

少しでも価格を抑えた家づくりを目指したい、
無理な家づくりはやめてほしい、
誰もが健康的で快適な地震に強いお家を建てられるようにしたい、
それがエスホームの願いです。