松尾先生が、最近不思議に思い言っていたことがあります。それは
「エアコンの効きが悪くなることが多い。それも、自然の多い地域で発生する確率が高いような気がする。」
とのことでした。松尾先生は、エアコンメーカーの技術者と直接話すことも多い方です。それでも原因は解明されていませんでした。
私自身では効きが悪くなるということはあまり経験しておらず、古くなれば接続部からガスも抜けるしエアコンの効きは悪くなって当然、くらいに考えていました。
これらのことを松尾先生がFBに書き込みをしたところ、それの原因と思われる要因を教えてくれた方がいたのです
それは、意外な原因でした。
除菌スプレーがエアコンをダメにする!
エアコンの効きを悪くしている原因の一つ、それは除菌スプレーでした!
除菌スプレーと言っても、消臭・抗菌・抗ウィルス剤など、結構幅広いです。コロナが氾濫していた頃には、家の中に吹きまいていた方も多いのではないでしょうか。それどころか、エアコン自体に吹きかけていた方もいらっしゃるかもしれませんね。
それ以外には、化粧品、香水、殺虫剤などの生活用品にも同じように含まれているので、注意が必要です。
除菌スプレーのギ酸・酢酸等が問題!
除菌スプレーに含まれている、ギ酸や酢酸が問題です。これをエアコンの冷媒管などに吹きかけると、アリの巣状腐食が発生します。
イメージで言うと、このような感じです。(実際の写真とは違います。あくまでもイメージと思ってください)
銅管に、アリの巣のような隙間が出来てしまいます。この目にも見えないような穴が空いて管を貫通してしまうと、ガスが漏れてしまいます。
主に、銅の部分から漏れるそうです。
「銅なんて使っているの?」と思われるかもしれませんが、結構使われているようです。
エアコンに除菌スプレーをかけてしまった時の対処法!
もし、エアコンに除菌スプレーなどをかけてしまった場合、以下のような対策で少しは緩和させることができます。
- 屋外の湿度が高い時に窓を開ける。
- エアコンの冷房を1時間ほど運転する
- エアコンに霜がついて、洗ってくれます。
エアコンの水が溢れ出して、下にある物を濡らしてしまうかもしれないので注意をしてください。
また、エアコンの効きが悪い時には、メーカーや販売店への問い合わせをしてみてください。
家の中での除菌スプレーにはご注意!
思いもかけない、除菌スプレーがエアコンをダメにしているとは!
家の中で除菌スプレー等を利用する時には、窓を開けるとか、エアコンを止めるとかしたほうが良いでしょう。
虫がいたからって、直接エアコンに吹きかけてはいけませんよ!
参考文献
三菱電機 霧ヶ峰 PR 事務局
「除菌スプレーの使い方に要注意!事前に知っておくだけで防げる コロナ禍で注意しておきたいエアコン故障トラブル ~エアコンを静かに蝕む厄介な「アリの巣状腐食」とは~」