便利さと将来の住まい方を追求した住む人に優しい家
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限界まで天井を上げ、広く見せることを考えたリビング。「カラーコーディネーターの資格を持っているエスホームの方にいろいろ教えてもらって選びました」というクロスをテレビの裏側に貼り、色彩的にも広さを出す工夫を施した。ワンポイントの飾りにもなっているシーリングファンは夏冬で回転を変え、夏は冷気を上に冬は暖気を下に送り、快適な空気の循環を助けている。

将来は寝室になる可能性もあり、出入りに負担がないようにリビングと和室との間に段差を設けなかった。ソファーの窓側の壁には、携帯充電用のコンセントを設けるなど、ルンバ用、扇風機用、携帯用などコンセントの位置を一つ一つ、リビングに限らず検討して付けている。

「思春期になって部屋に閉じこもるまではここで遊ぶでしょう」(奥様)と、和室にはお子様の本、おもちゃをしまえるように考えた。収納は季節の飾り、お布団、子どものものなどそれぞれ用途をしっかり分けている。飾り棚の下側は飾るものが変わるので可動棚に、上部は本を置くことも考え、重さに耐えられるよう棚を造り付けにした。
「リビングでしか勉強しないだろうな」(奥様)と、ダイニング脇にスタディールームをつくった。左の壁にはプリントなどが貼れるマグネットを使えるように下地が施工されている。テレビ側の壁も同様の仕様だ。「今は、子どものお絵かき、学校でつくったものなどを貼るなどしています」という。

ご夫妻はともに背が高く、キッチンは最大高の90cmに。「キッチンカウンターも高めにして、生活感が隠れるようにしました」(奥様)。キッチンのクロスは当初は白地にはっきりとした黒のレンガ調のものを選んでいたが、アドバイスを受けて家全体の雰囲気に合わせて淡い色に。カウンター下のニッチにはコンセントは付けず、「見えないのがいい」と、テーブルに隠れる位置に付けた。

「ここだけ私が内装を決めました」とご主人が言う、少しだけ他と変化を付けた2階トイレ。トイレ近くの廊下に洗面を設けた。ライトの付いている壁は補強されていて、「思春期になった時の子ども用」に鏡が取り付けられるように考えている。

「目線の高さにものがあまりないようにしたかったので、パントリーに家電を置けるようにしました」(奥様)。お勝手口は主にゴミ出し用。ゴミのボックスを外に置いている。

2階ホールにも入口を設けたウォークインクローゼット。寝室からも繋がっている(上の写真)。右の写真はウォークインクローゼットから、寝室(上)、2階ホール(下)を見たところ。行き来がスムースで、物の出し入れが楽にできる。

2階ホールにも入口を設けたウォークインクローゼット。寝室からも繋がっている(左の写真)。右の写真はウォークインクローゼットから、寝室(左)、2階ホール(右)を見たところ。行き来がスムースで、物の出し入れが楽にできる。

壁の一面は落ち着いた紺色にした寝室。カーテンの色も合わせている。寝室はサンルーム(右の写真)が隣接していて、引き戸を開ければ寝室が広く使える(左の写真)。将来、サンルームを別の洋室に移し、ここを書斎として使うこともできるように考えている。

「洗濯物はやっぱり外に干したいです。日当たりがいいので、すぐに乾きますし」(奥様)。今は昼間家にいる奥様、雨が降りだしても対応できる。昼間仕事で外に出るようになれば、サンルームを活用する予定。

南側の洋室は、直接バルコニーに出られる上明るいので、将来はこちらをサンルームとして利用することも考えている。

北側の部屋を子ども部屋として用意している。南側のもう一つの洋室はバルコニーで洗濯物を干す時などに通るので、「親が入らないプライバシーを守る部屋のほうがいいだろう」と考えた。

低めの棚だと物を置いてしまうので、収納力のある背の高いシューズボックスを設置して、広々使えるようにした玄関。

1階の便利動線。玄関から左は和室。正面が階段とLDKへ。右に洗面室。和室の扉に隠れた収納は、お子様の学校関係のものを収めている。

足が乗る踏み板と踏み板の間の垂直部分の蹴込み板に濃い色を採用した階段。重厚感がある趣に。

玄関ホールに設けた1階トイレ。落ち着いたブルーのクロスを配色し、中に手洗いを設けた。

1階の便利動線。玄関から左は和室。正面が階段とLDKへ。右に洗面室。和室の扉に隠れた収納は、お子様の学校関係のものを収めている。

階段下のスペースを利用した外収納。「庭をできるだけ広く使いたかったので、置き型の倉庫よりも場所をとらずなくていいです」(ご主人)。タイヤやお子様のプール、非常用備蓄などを収納する。

外観はウッド調のブラックを中心に、少し奥まった部分には少し明るい色調のものを配置。屋根の形は「いくつかパターンを提案いただいて、この片流れの屋根がかっこいいかな」と選んだという。