簡単に見える地盤改良工事。最適な杭を決めるまで!こんなに打ち合わせをしています!

お家に大切なことは、強い地盤です。
どんなお家でも、傾いてしまっては寂しいばかり。

地盤調査をして、地盤の強さを見て必要かどうか判断します。
今回、私の家をつくるにあたって杭工事が必要になりました。

地盤改良と言っても、色々な方法があります。

そこで、我が家の杭工事がどのように決められていくのかを紹介します!

1回目:見積と図面が出てきました!

地盤調査を行い、地盤改良工事が必要と判断された場合、すぐに工法の選定と見積を依頼します。
その、1回目に上がってきた図面がこちらです。
中は、間取り等わかりすぎるのでボカしました。

工法は「RES-P」と呼ばれる方法で、細い単管を地面に埋めていく方法です。
本数は、205本!

一番驚いたのは、金額でした。
ここには書きませんが、容赦ない金額。
お付き合いもあるんだから少しは安くしてくれるかと思ったら、そのような気配もありません。

というわけで、もう少し安い方法はないかと問い合わせしました。

2回目:変更した図面と見積が出てきました!

強度なども考えなくてはいけませんが、2回目の図面と見積もりが上がってきました。

今回は「湿式柱状地盤改良工法」という方法です。

問題の価格も、随分と下がりました。
決して深くはないのですが、面積も比較的大きいので、仕方ないところと考えました。

「では、これで進めましょう」
となったのですが、これで終わりではありません。

ここからが本格的な杭の設計です。

3回目:地盤改良の工事会社から質問が来ました!

地盤改良工事の方針が決まった頃、地盤改良の工事会社から質問が来ました。

「一部分の改良工事は必要ないですか?」
という内容です。

う〜〜ん、今まで出てきている杭工事の計画は、この杭工事を行う業者が地盤強度から考えたものです。

私も気になっていたので「入れてください。」と返事を出しました。

4回目:周りにも杭が入りました!

新しい計画図が出てきました。

今度は、2色に分かれていますね。
これは、杭の頭の高さが違うためにわかりやすくしています。
紫色が深く、青が浅くなっています。

これを見た私の感想は、
「こんなに必要かな?、多すぎない」
と言うことでした。

もちろん、多い方が安全率は高くなります。
それにしても、外壁が乗らないところにまでこんなに入れなくても良さそうなものです。

そこで、再度相談しました。

5回目:杭の数が減りました!

少し杭の数が減りましたね。
バランス良くなったと思います。

6回目:現場で利用する図面

工事の日に利用する図面が出てきました。

基礎の深さは4種類。
これを見ながら地盤改良工事を行います。
シンプルですけれど、見やすくて間違いにくいですね。

7回目:工事の日に変更!

地盤改良工事に入る前日、ある質問を構造計算屋さんにしていました。

それは、もっと基礎がシンプルにできるのではないかと言うことです。
それが通ると基礎屋さんの負担がぐんと減ります。

私が質問をしたら、すぐに返事がきました。
私の考えで大丈夫だそうです。

でも、もう地盤改良の工事1日目に入ってしまっています。

急いで地盤改良工事の会社に連絡、変更してもらいました。

その時に送った図面がこちらです。

大きな丸が変更内容です。
これで、基礎を掘る部分が大きく減らせます。

大切な打合せ

地盤改良だけでも、このように何回も打ち合わせをすることがあります。

少しでも費用を抑えてシンプルに効率的に良い地盤を作るため、業者さんもしっかりと期待に応えてくれました。

地盤改良というと多くの方はこのような過程を見ることは無いと思いますが、実際にはこのように色々な意見を取り込んでいるのです。