あなたに合った土地はどのような所が住みやすいのか、考えてみましょう!ここで土地の基礎知識を学びましょう!

生活の基盤を作る一つが土地です。お家は多少「失敗した!」と思っても直す事ができますが、土地を交換することはできません。その上高価。迷って当たり前です。

土地を探しにご苦労されている方はとっても多くいらっしゃいます。数年に渡り探してもまだ見つからない、と言う方もいらっしゃいます。

「やっと見つかった!」と思って購入しようと思ったら、既に購入者が決まっていた、と言うことも珍しく有りません。土地は一点物なので、次に出てきたものを購入すると言うわけには行きません。早い者勝ちでもあるのです。

土地探しをするには、あなたに合った土地が出てきたら即決する判断力と勇気も必要です。

このコラムでは、判断するための基準の一つとして土地の選び方を書いてみます。また、これらの内容を土地探しを依頼している会社さんにお伝えすると、会社さんも良い土地を紹介しやすくなります。考えてみてくださいね!

何を重要視しますか?

一番先に決めることは、住む場所を選ぶために何を重要視するかです。お子様の学校なのか、職場までの通勤なのか、ご両親の家の近くなのか、趣味を活かせるようにしたいのか、便利なところに住みたいのか。これらが決まってくると、大まかなエリアや環境も決まってきます。

「どこに住みたい」よりも「どんな生活がしたい」から土地探しを始めましょう!

街中?郊外?分譲地?

例えば宇都宮で探しても、街中がいいのか、郊外がいいのかで選び方が変わってきます。それに、分譲地も加わります。便利な街中が良い、緑を見て生活したいので、郊外が良い、などなど人によって様々です。どなたにも合う「絶対にここが良い!」と言う場所は残念ながらありません。

便利さを求めるなら街中!

買い物で便利なのは、何よりも街中ですね。病院があったりと生活はしやすいでしょう。気をつけたいのは、街中だと高齢者が多く住んでいる地域が多くなって来ました。限界集落のように、平均年齢が60歳以上になってしまった場所もあると聞いています。30代の方が同世代の友達をご近所に作るのは難しい、そのような場所が増えているようです。また、少し街中に入るだけで価格がグンと上がります。

街を歩いていると「管理地」と言う看板を見かけたことはありませんか。そのような看板があるとちは、貸すか売るかを考えているところです。管理会社名と電話番号が入っていると思いますので、気になりましたら問い合わせをしてみましょう。

気持ちの良い環境を作りやすい郊外!

少し街から車で走るとすぐに緑に囲まれるのが栃木県の魅力のひとつ。お家の中からも緑が見えるような場所も良いですね。緑が見えれば、少しぐらい不便でも良いとお考えの方は多くいらっしゃいます。

建築家として有名な「伊礼さん」は、土地探しにも注意を払います。家の中の窓からどのような景色が見えるかが重要だからです。

みんな初めて、分譲地!

分譲地のメリットは、区画が考えられていて街並みもキレイなことですね。それに、初めて家を建てる比較的若い方が住まわれることが多いです。すごく便利な場所で出ることは少なくなりましたが、最近でも比較的便利な場所に出てくることが多いように感じます。

分譲地には不思議なことが一つあります。それは、売り出しを開始した時にはすでに売れている土地が多いのです。本来は、分譲地の完成検査を受けてからの発売になるはずなのですが。これは、分譲が決まった頃に情報が流れ始め良いところから予約が入り初めてしまうためです。分譲と見られる工事を見かけたら、その分譲をしている会社に聞いてみるのも良いですね。

周りには何がありますか?

土地の便利さの一つに、周りの環境があります。どのような環境が良いかは人によって様々です。「とにかく便利なところが良い、」「周りに建物がなく、見晴らしのいいところが良い」。今は良いと思っても、歳をとった時に不便になってしまう事もありますので注意が必要です。

買い物は便利ですか?

買い物は週に数回は行うかと思います。近くにスーパーなどがあると良いですね。オススメはコンビニが近くにある事です。スーパーは通常使用するものを購入するのには便利ですが、24時間空いているコンビニは緊急の時に購入するのに便利だからです。

病院は?

病院が近くにあると便利ですね。でも、病院は人により合う合わないがあるので近くにあれば良いということでなないようにも思います。救急対応ができる病院がどこにあるのかは確認しておきましょう。

交通の便は良いでしょか

通勤、通学に利用するバスや電車、宇都宮にはLRTもありますね。どのように利用するのか、お子様が利用できるのかも調べておきましょう。

とわ言え、土地探しから家を建てる方が注目されるのは、車で移動しやすいかがほとんど。どれだけ幹線に出やすいか、朝どのくらい混んでいるかなどを調べておくと良いでしょう。

意外と遠い学校

お子様の学校に合わせて土地を探される方も多いでしょう。この場合、土地探しのハードルがグンと上がります。学校を基準に考えた場合、けっこうエリアが狭いのです。また、学区があるので、近くに学校があるにも関わらず遠くの学校まで通わなくてはいけないこともあります。

特に学区で選ばれる方は小学校を気にされています。やっと見つかった土地がお子様の通っている小学校の学区外だったと言うことにならないように、小学校に入る前には新居に入居することをお勧めします。

土地の形状は、四角でなくても大丈夫!

土地の形も大切ですね。日当たりがいいのか、車の出し入れはしやすいか、これらにつきましては実際に土地を見て判断することをお勧めします。土地の物件資料を見て決めてしまうのは早急です。

多くの方は、四角くて日当たりが良いような土地に目が入ってしまいます。これでは高くて当たり前です。それだけではなくて、土地は変形していても、一見日当たりが悪くても、それをお家の設計でカバーできないかを考えてみましょう。

よ〜く考えたい、安全性

最近は、災害が増えて来ましたね。栃木県内でも、私が子供の頃では考えられなかった洪水や川の決壊まで起きてしまいました。

宇都宮市や栃木市の洪水には驚かされました。各市町村でハザードマップが公開されていますので、そちらをご覧ください。ハザードマップの精度は評価が高いです。近くに川がある場合、土嚢が積んである家を見ることがあります。何か過去に問題が生じた可能性がありますので、ご注意ください。

ハザードマップは各市町村に備えてありますが、最新の情報は県庁にあります。心配な場合には県庁に問い合わせをしましょう。

もう一つ、栃木県内の土地で注意した方が良いのは「がけ条例」です。崖の高さが2m以上、勾配が30度以上の場合に制限がかかります。分譲地などですとまず無いのですが、山や勾配がある土地に関しては注意していた方が良いでしょう。

栃木市資料より

土砂崩れ警戒区域もあります。山の近くで雰囲気は良かったけれど建てられる面積が小さかったとならないようにしてください。

これらにつきましては、土地を購入するときに宅地建物士から受ける「重要事項」の中で説明を受けるはずです。基礎知識として持っておきましょう。

ご近所とのお付き合い

お住まいの中で変えることができない重要要素が「ご近所」です。特に隣の方がどのような方なのかで住み方も変わってしまいます。ワイドショーなどでも話題になる「騒音○○さん」とか、ゴミ屋敷問題、ペット問題もそうですね。

そのような事に巻き込まれないためにも、購入前にご近所に声をかけてみましょう。

法律の縛りはありますか?

土地には、多くの法律があります。以下に代表的なものを挙げます。

  1. 建てられる建物の使用用途
  2. 高さ制限
  3. 建てて良い建物の面積
  4. 防火性能

他にも色々とあるのですが、説明しだすと大変な量になってしまうのでここでは割愛します。このような制限がありますが、キレイで安全な街並みを作るために考えられた法律です。守るようにしましょうね。

土地の欠点は、家づくりで補うのが得!

良い土地なのだけれど、問題がありどうしても決めかねる!と言う事もあるでしょう。周りの環境を良くすることはできませんが、お家の作り方次第でダメだった土地が良い土地に生まれ変わることがあります。

分譲地内でも、変わった土地を安く販売している時もあります。そのような土地もどのような建物が建てられるのか、何か工夫はできないか、そのような事も考えてみることも重要ですよ。

とにかく、マメに見に行きましょう!

最後に、良い土地を手に入れるにはマメに土地をみに行く事です。と言うのも、良い土地が出ても判断基準ができていないと迷ってしまい、他の方に取られてしまいます。あなたが良いと思った土地は他にも最低3組は同じように考えていると考えてください。

土地の判断基準をあなた自身が持つには、たくさんの土地をご覧になってすぐに決断をできるようにしておくことが重要なのです。

 

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